先週の土曜日はInterBEEの上京に合わせて、東京町田市のKRYNAさんの試聴室訪問もしてきました。
駅から町田駅からのバスの停留所が店前なので具合がいいです。
KRYNAさんは伊奈社長が40代と若いですし、製品をここで作っている社員さんも30代から40代と若いです。
音場最重視という新しい感覚でオーディオに取り組むというのは素晴らしいですね。
一番の目的は大型スピーカー下のインシュレーターで使っているコプラーレ社のコーラルリフターというインシュレーターと同社のスパイク型を基本としたそれとの比較試聴でした。
左は海外だけで売っているKRYNAさんの大型インシュレーター、右の黒いのがコプラーレのです。
いずれも1個10万円を超える高額品です。
スピーカーはKRYNAさん謹製のこちらをトライワイヤーで
アンプもKRYNAさんので5881PPの真空管アンプ
プリアンプは先代開発品でディスコンです。分厚い銅板シャーシに漆塗りなどコストがかかりすぎるからとか。
まずはインシュレーターなし
ボン付いた尾を引いた低音らが出現して論外です。
コプラーレ
ようやく低域の音階がわかります。ただ少しボンつく真四角の箱特有のボクシー音が気になります。
KRYNAの大型
一番引き締まった音になりました。
リンダ・ロンシュタットのオーケストラとの録音では、ボーカルがスピーカー位置を離れてその上に定位する理想的な奥行きと高さの再現です。
次なる実験は、3個使用での前2個か1個かの比較試聴です。
KRYNA理論では重い方、重心がかかる側に1個、そうでない方に2個が基本推奨です。
スピーカーの場合、フロントにスピーカーユニットが付いて、前が重く、重心がかかりますから前1個が基本だそうです。
この場合には後方に音場展開。
前2個にすると前に前に音が出てくる再現性となりました。
もしかしたら平蔵さんのようなホーンスピーカーになら、前2個もありうるとか。
このインシュレーター、もうすぐ日本でも発売するとか。
これはいいです。
1個10万円と大型スピーカーでは容易に前2個か1個か試せないのがネックです。
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