こちらも最近ステレオサウンド社から出たSACDハイブリッドです。
中身は安全地帯のベストをSACDハイレゾで出したという風です。
好きかどうかはともかく、誰もが耳にしたことがあるあの曲が続いています。
日本コロンビアのベテラン技術者が30年も前のアナログマスターテープなので、磁気剥離しないように数十度のオーブンにテープを入れて加熱して除湿。
1/4インチ幅38cm、1/2インチ幅76cm速度テープにそれぞれ合わせたスチューダなどの3台のオープンデッキのアジマス調整を念入りに行い、慎重にDSD2.8MHzのデジタルマスターとして、音像の立体感、シャープネス、サウンドステージの再現に留意したとあります。
CDレイヤーは器サイズに合わせたマスタリングを施していて、双方の音質を聴いてみるのも楽しみとあります。
ピンク・フロイドの狂気だったか、WALLだったか、本国から送られたマスターからのコピーテープをアジマスがズレたままレコード化してしまった国内盤もある中、こうしてリマスターを慎重に行う人間力。
そうしてそれをSACDフォーマットというサイズで出せるからのメリットが生かされたソフトウェアでした。
安全地帯といえば、玉置浩二ソロのこちらのSACDハイブリッドもとても音質がいいです。
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