サウンドパーツの水谷代表主催で長年続けておられる松本オーディオの会にお誘いいただけて参加させていただきました。
いろいろと収穫が多かったので、順番に紹介いたします。
内容はこのようです。
全体的に、水谷代表が予め発表を選別なさっているためか、LEVELの高い作品ばかりで、どれも販売も出来そうな音質でした。
今回使われたスピーカーはサウンドパーツがフランスからユニットを輸入されて、アッセンブルされている励磁型のスープラボックスという現代スピーカーです。
歯切れのよい、ダイナミックないい音がしますので一度聴いてみてください。
個人的にはこの2ウェイで十二分で、これも京都の寺院に納められるそうです。
当地でKLANGの会を主催されて、管球王国にドイツ・クラングフィルムの歴史を連載されている当地の小林さんが20日かけてドイツ、フランスのオーディオマニア宅を訪問したり、クラングフィルムなどのスピーカーを仕入れてこられたそうです。
そこで出会ったドイツオーディオマニア邸の一部の写真です。
クラングフィルムのオイロパ・クラルトンをステレオでお使いのお宅です。
この写真だけでも驚きますが、実はこれはシステムのごく一部。
左右にそれぞれこのホーンが帯域を替えてさらに2本づつ、計6本の威容です。
これだけでも立派ですけど、これは大型ホーンスピーカーの裏側にまわって2段のドライバーウーハーを写した写真にも驚くばかりです。
ドイツではアインシュタインも、オクターブも、アバンギャルドもぜんぜん流行っていないそうです。アジア向けではないかと言われていました。
むしろアキュフェーズからTRIO時代までの日本トランジスターアンプが人気とはうれしいやらなにやら。
真空管も過去の性能の悪い製品との見方で、スピーカーはこのような戦前のものでも、アンプは日本のトランジスターアンプが多いそうです。
国民性からは理屈的に高性能であることが認識出来ないと使わないのだとか。
管球王国 新先生のステレオ誌マークオーディオユニットを使った自作スピーカー。
スピーカーはいなばの「猫カツオ」という餌の箱です。
これに送り出しはDAP、アンプはAmazonで7千円程度の中国デジタルアンプで十二分だそうです。
先生は最近はWestern Electricや真空管に固執することなく、柔軟に楽しまれているそうです。
このスピーカーがまたいい音で、SP盤の電気復刻をDSDレコーディングしたものから、現代音源まで違和感なく聴かせてくれました。
吸音材はコピー用紙がいいそうです。
これらは今回の自作品。
自作DACもこんな念の入りようでした。
14時から開催の松本オーディオの会は懇親会を挟んで23時過ぎまで盛り上がりました。
翌日は松本市のロイヤルオーディオに寄って、こんなスピーカーユニットそのものを自作する催しを見たり
サウンドパーツの水谷代表邸に寄って、音質に納得出来ない平蔵の自作300Bプッシュプル真空管アンプを手直しいただいてとてもよい音質になりました。
前段のWE310の動作ポイントの定数にミスがあって、電圧が足りなかったことと、コンデンサーを国産からヴィシェイにして抜けのよい、力感溢れる、ダイナミックな音になりました。
水谷代表からも、「これなら松本オーディオの会に出してもおかしくない音質!」と太鼓判をいただけました。
最近思うのですが、餅屋は餅屋。
アンプはその道のプロに。ルームチューンはそのチューングッズ材を開発されている方に実際に部屋に来ていただいて聴いてチューニングいただくなど、専門専門の知識、経験をお借りした方が早く、確実だということを学びました。
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