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2019年07月09日23:55

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富士フィルムのスピーカー 参考出品「φ:ファイ]

フォト


スピーカーユニット「φ:ファイ」本体は
従来のスピーカーユニットで利用されている
磁石やコイルを使わないフィルム状の振動
体で、電気信号を直接振動エネルギーに変
換しています。



富士フィルムでは、この振動体を
「B.E.A.T.」と名付けています。



「B.E.A.T」は圧電セラミックスと粘弾性
ポリマーの複合体をフィルム状にしたもの
で、

http://otokoubouz.com/melmaga/2019/jisaku/2019-07-04-002.jpg


一般的なスピーカーに使われるコーン
紙の3倍の内部損失と、圧電セラミックス
の特有の良好なレスポンスにより、



世界最速クラスの立ち上がり、立ち下がり
性能を実現した振動体です。



フィルムの裏には吸音材があり、良好な立
ち下がり性能に寄与しているとの事。



それをアルミニウムで保持し、「φ:ファ
イ」というスピーカーユニットとしています。



「φ:ファイ」の前面には薄いアルミの
パンチングメタルがグリルとして覆い、
木製の長細い四角柱のそれぞれの面に
取り付けて、スピーカーシステムに
しています。



「φ:ファイ」はいまのところ、中高域
専用スピーカーらしく、低域にはFOSTEX
製のユニットを使ったウーファーが使用
されていました。



ウーファーはバスレフの水平対向になって
いて、見た感じでは弊社で販売している
Z800に使われているのと同じHR振動板の
ユニットが使われているようでした。



HR振動板を使った音工房Zの商品↓
http://otokoubouz.com/z800/fw168hr.html




立ち上がり、立ち下がりの早い「φ:ファ
イ」に合わせるには、、スピード感と芯の
ある低音のHR振動板を用いたのは、自然な
成り行きかもしれません。




技術者の方の説明では、290Hzとかなり下に
カットオフ周波数をもってきているとのこ
とです。


ドームツィーターでもクロスを低く取れる
ものでも800Hzぐらいですからね。



このことは「φ:ファイ」は中域より上を
完全に単体でカバーでき、低域のみ不足気
味というユニットのようです。



実際に音を聞いてみての感想


Friday Night in San Francisco

スピード感があり、ギターの音がリアルで
した。自然な音場感なのに、音像がしっかり
定位している。弊社のパネルタイプの
音響パネルを置けばもっと音像は良くな
るかなと思いました(自然な音場感はスポ
イルされてしまうが)

クールで少し乾いた印象で、力感は若干薄
めでした。



五嶋みどり アンコールからヴァイオリン曲

弦の音が見事で実在感があり、高域は痛く
なく自然な鳴りでした。艶はあまり感じら
れず、クールに鳴らす傾向です、力感はも
う一歩欲しいです。
しかし音質としてレベルは非常に高いです。



狙い通り、立ち上がり、立ち下がりのレス
ポンスが良く、アコースティックの楽器の
リアルさが伝わってきます。音像もある
程度まとまっているのには驚きです。


 


低音も壁から若干離してスピーカーが置か
れていたので、少し音圧が大きめでバラン
スされていました。



「φ:ファイ」が細長いので難しいと思った
のですが、スタンドなどを使いもう少しウ
ーファーの位置が高ければ 低域もより自
然になったかもしれません。



しかし、総合して「φ:ファイ」の自然な
音場感というデモとしては、かなりよく詰
めてある音響で、完成度が高く、とても
今後に期待できると商品になると思い
ました。

以上音工房Zのメルマガより引用。
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