これだけ聴いたのですから、もう音質について語っていいでしょう。
27,800円ということは横に置いて絶対評価させていただきます。
あくまで、うちの環境、駄耳、好みからのインプレです。
入り口 ESOTERIC Grandioso P1/D1 → プリアンプ Phasemation CM-2000パッシブプリ →RCAーXLR変換→ トーマン S-75マーク2×2台 →ソナス・ファベール/アマティ・トラディション。
ケーブルの大半はモガミです。
接続は一つ前の日記のとおり、ステレオアンプの片chしか使わないので、パワーこそ75Wのままですが、電源は贅沢にも2ch分を1chに集中。
このアンプの特徴は強力な電源部とされますから、これを1chに独占させる使い方はある意味贅沢です。
ソフトは一つ前の日記のとおり、
ドラムン
ジャコ・パストリアス/ジャコ・パストリアスの肖像(SACD)
ジェニファー・ウォーンズ ハンター(SACD)
青葉市子のいくつかのアルバム
フィリップス モーツァルト全集からいくつか
最初の2枚は凄いパルシブな低音が入っていますので、文字通り体力チェック。
次の女性モノ2枚は繊細さ、素直さらはやはり女性ボーカルで。特に青葉市子さんは生でも聴いていますし、独特の世界観が出るかどうか。
最後のモーツァルト全集はフィリップスの選りすぐりの50枚からの全集ですので、音質も演奏もいいものが集められています。
音質
問題ないですね。
音質的な特徴はアメリカンアンプのようなポンポンと抜けて破裂するように鳴るのではなく、ドイツ設計だけあって、少しタメを感じます。
ローエンドまでしっかり制動を持って出ますので、低音楽器の表情がわかります。
このあたりの制動力は常用のEL156PPアンプを上回るところがあります。
27,800円なのに、しっかりした電源トランスとアナログ電源というのが功を奏しているようです。
ハイへの伸びやダイナミズムも問題ありません。
プロ用だから、PA向けのパワーガンガンということはありません。しなやかさもあります。
音場感は常用アンプほどありませんが、実質モノラルアンプ使いですので、青葉市子さんあたりのナチュラル録音ですと、スピーカーが消えます。
いくつかのハイエンドトランジスターアンプも自宅試聴してきたのと比較しても、このお値段でよくこれだけ!というのが率直な感想です。
電ケーらは付属のものですからここをグレードアップし、うちはバランス接続が本旨なので、バランス接続してみたらまた一皮剥けましょうか?
プロ用なのに、ファンもなく、一部が人肌程度ですから、暑い今日も音楽室は24度で過ごしやすいのは一番の目的だっただけに合格です。
これで真夏を乗り切ることが出来そうです。ブロ友さんいつもありがとうございます。
追記
「未確認情報ですが、初期のS-75mk2に比較して現在のS-75mk2は低ノイズだとのことです」
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