前回の続きです。
前回問題となった
ifi AC ipurifier。
購入したのは平行輸入品であったようで、ブロ友が正規輸入品を送っていただけることになっています。
正規輸入品が届きまして測定したら、並行品と値は変わりませんでしたので、追記いたします。
壁コンセント直結
この値をご覧になっても、マイ電柱やオーディオ分電盤は近郊らから高圧電線を伝わってくるノイズのカット装置ではないのは明らかと思います。
(同じ電柱変圧器から共用する副数軒の外来ノイズの回り込みは避けられますが・・・それだけではクリーン電源とは言えない)
近隣に屋根での太陽光発電をされていると、変圧トランスを同じくしていなくても、強力なDC-AC変換の際のインバーターノイズが電線から文字通り伝染してくるとされる所以ですね。
ifi AC ipurifier介してMAIN
中国
アースが悪いと悪化するとのことでアース線を切り離して測定
あくまで数値上ですが、アースの有無に関わらず、悪くなることはあっても、数値が減ることはありませんでした。
ちなみに電源歪率数値は変わりません。
このメーカーに限りませんが、オーディオアクセサリーメーカーの中には、電源クリーン、電源改善と言いながら、一切、定格とか測定データを示していないのは問題と個人的には感じています。
せっかくですから、民生用、産業用のノイズカット機器、グッズを試してみましょう。
壁コンセント直結
MAIN
中国
EMCラインノイズフィルター TDKラムダ
MAIN
中国
SANWA SUPPLY モジュールタップ MODULE2 TAP-AC2
壁コン直接
MAIN
中国
タップ仲介
MAIN
中国
スイッチング電源ACアダプターはどうか?
PCオーディオ関連に多用されているACアダプターらはスイッチング電源が多いので、実験してみました。
なし
ACアダプター刺し
三流?古いLEDライト(アイリスオーヤマ40W)
MAINのデータともども約倍のノイズ悪化。TDKラムダを通すのは必須。フェライトコアは数値ではわずかな改善にすぎませんです。
音質
自分のみならず、地元のオーディオ仲間4名で中村製作所、ISOTEK、PS AUDIOの3台を比較したのみならず、連結もして聴いてみました。
連結してわかったのですが、一番支配力が大きいのはPS AUDIO P12です。
音がやや力強くなる変わりに、音のエッジがやや丸くなる印象です。
単独でも連結でもこの音質変化は変わらないので、PSオーディオの影響が一番大きそうです。
一番クセがなさそうで、音場が綺麗になるなど全員一致で気に入ったのはISOTEK、次に中村製作所さんも安い割にわずか高域が細くなるものの、効果があることが確認できました。
3連結なんて、およそショップでもフェアでも個人宅でもやらないことまでやってみました。
当然ノイズアナライザはゼロになります。
音痩せする弊害が顕著になるかと思ったら、案外そんなことはなくて、ごく普通に聴けてしまいます。
クリーン電源のブレンドも大いにありですね。
ただ、ご承知のとおり、ISOTEKの電源ケーブルの本体インレットが特殊で汎用の電源ケーブルが使えません。
そこだけ気になりました。
2000W対応に通常の電源ケーブルは間に合わないからとされますが、それなら一時候補にしたアコースティックアーツのトップモデルのパワーアンプのように、ACケーブルをアンプ1台に2本とすれば汎用の電源ケーブルが使えます。
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