ハイエンドオーディオを使う立場からも、最近の普通に500万を超える機器は狂っていると思います。
柳沢功力先生がステサン 2018年夏号でいいことを書かれています。
一部引用します。
だが問題なのは、本質的には真摯な姿勢でのモノ造りの結果でありながらも、ごくわずかな富裕層のためだけの生産量で、十分な利益を得ようとする価格設定なのだ。
その結果、より多くの人々の要望に応えるための、プライスダウンの努力などする必要がないと、その安易な途のほうを選んでしまうことだ。
※安易な途=超高額機に仕上げることだけを目的にした異端の徒のような品物
もしそうであれば、現在のオーディオにはもはや未来はないことになる。
引用終わり
日本のバブル景気のころ、銀行はこぞって地上げ費用を融資して土地価格が著しく上昇。
その融資した銀行マンの給料では買えない土地価格になったという皮肉がありますね。
これが輸入オーディオ代理店であったり、ハイエンド製造国産メーカー。
そこに勤務するサラリーマンの月給では自社取り扱いオーディオは買えないのでは?
もう先もない日本ではありますが、同じ皮肉が今のオーディオでは繰り返されているようです。
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