ホーンスピーカーのネットワーク。
今はなき秋葉原の老舗オーディオショップだったヒノオーディオ謹製時代。25年前に作ってもらったのですから、四半世紀使い続けている計算です。
いいものを長く使うっていいですよね。
1回目の改造はコンデンサーを上の写真のキャラメル大の黒いシズキ社 フィルムコンデンサーから、グレー色のアメリカヴィンテージオイルコンデンサーへの換装でした。
今回の2回目の改造はロータリースイッチの撤去。
スイッチ穴もわからないように塞いで、調整で開け閉めしやすいように上蓋に4カ所ミニ取っ手を付けました。
このセイデンのロータリーSWが癌で、音が出たり出なくなったりしたときがあって、接点洗浄&接点復活材塗布。
しかしこれも半年くらい経つと、音が濁ってくるのがわかります。
なぜならロータリースイッチを左右に何回も回して戻すと、明らかに音がクリアになるからです。
ない方がいい。だいたい今のハイエンドスピーカーにアッテネーターなんか付いている機種の方が珍しい。
スイッチの入りと出の端子への接点 スイッチ内部の接点の3カ所が音質を劣化させるおそれがある。
ならば、撤去してスピーカー端子からいきなりトランス式アッテネーターに繋いだら、接点は3つが1つに減る。
接点 可変抵抗器らは確実に音の鮮度を落とすので、ハイエンドメーカーからは許しがたい部品。
昭和時代のように壁にスピーカーを接着させたり、スピーカーを棚に入れたり、スピーカーの間にプレーヤー アンプ ラックがある家電アンサンブル設置はハイエンドでは禁止。
フリースタンディングさせる立場からは、中高音の音の大小をスピーカーのアッテネーターを弄って調整する必要もなければ、だいたい今のハイエンドアンプにトーンコントロールもない。
商品でもないし、一度ポジションが決まれば、上げ下げを繰り返すものでもない。
ワニ口クリップでトランス式ATTの端子に繋いでいます。
新しい音楽室に移して、アッテネーター値が固定された段階で端子に直接線を半田付けする予定です。
あーあースッキリした。25年来の垢を落とした気分です。
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