B&Wのウーハー振動板素材を一新した新型D3シリーズ 800 802 803 804と全シリーズを別場所で別組み合わせで聞いてきたことになります。
個人的意見は800が圧倒的に良く、しかも鳴らしやすい。
今回の804はそれより小型なのに鳴らしにくいのがインプレで、クリア・サウンド・イマイの今井社長も同意見でした。
他方のYAMAHA NS-5000。
今回がかつてのそれからは聞こえなかった異次元の表現を示しましたので、記録に留めたいと思いました。
数カ所でのデモ 特に同社の最上級のプリメインアンプと組み合わせた音は、悪くはないが凄みもなく、凡庸な音という印象しか残っていなかった。
富山サイクルフェスティバルという自転車試乗会に参加に出かけた折、富山市のクリア・サウンド・イマイさんに。
丁度もう25年以上の付き合いになる今井社長もおられて、新作のYAMAHA NS-5000スピーカーを試聴スピーカーしたいというお客さんのために、メイン試聴室に設置されていた。
こちらの店は25年以上前からスピーカーをフリースタンディングさせて、「サウンド・ステージ」の概念をオーディオ評論家より前に提示していた先端の店。
ルームチューンという概念もいち早かった偏差値の高い店です。
オーディオには優秀なラックが必要と25年前にはすでに自家製ラック(今はドイツのコプラーレ社がメイン)
マグネパン バンダースティーン アポジー マーティンローガンといった非ボクシー 平面型 拡散型の音場再現スピーカーの輸入もいち早かった記憶です。
今回の比較試聴はこのNS-5000とB&W804 D3
これを全てヴィタスオーディオの機器で。
ヤマハNS-5000は同社のプリメインアンプとの組み合わせを試聴していますが、悪くはないが訴えかけるものがない、凡庸な音というのがそのときのインプレです。
なおヴィタスオーディオのプリメインアンプは自宅試聴会も開催してその音質は把握しているつもりですが、さらにスゴイパワーアンプが出ていました。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=807884637&owner_id=8290003
SM-102モノラルパワーアンプ 1,200万円
CDプレーヤー
SCD-010 2,180,000円
プリラインアンプ
SL-102 620万
こちらは今回は使われなかったが、ヴィタスオーディオのアナログレコード関係。
このような反則技?とも思えるハイエンドラック ドイツ コプラーレ社に置かれたハイエンドトップモデルに繋がれてB&Wとヤマハが対決。
試聴希望のお客さん 社長と自分はセンターから外れた隅で聴きました。
それでも圧倒的差があって、ヤマハの方が自分もお客さんも絶対にいいと。
ソフトはジャズからビル・エバンスのワルツ・フォー
ボーカルは安全地帯
クラシックはどちらのだったかシンフォニーのアルバム
B&W804で鳴る音が無指向性スピーカーのそれとしたら、ヤマハのそれはホーンスピーカーとの差とすれば1番わかりやすいでしょうか。
B&Wは音が拡散して、遠くで鳴っているような、音に実体感がないような、音に芯が感じられないような、楽音にエッジがないような・・・
ヤマハのそれではこれがそのまま逆になりました。ヤマハのプリメインアンプとは段違いの差。
現実性に欠けるとはいえ、スピーカーを生かすも殺すもアンプ次第。
ここがおざなりなユーザーでは桃源郷ははるか彼方になってしまうと自戒しました。
ログインしてコメントを確認・投稿する