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2017年03月21日11:17

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音質から超推奨SACDーCDハイブリッド盤

エフゲニー・ザラフィアンツ(ピアノ)のベートーヴェン 月光 告別、ショパンのショパン バラード第1番 スケルツォ第1番、第2番が収録されたESOTERICの30周年記念 SACDハイブリッド盤。

3千枚しかリリースされないので、是非入手をお勧めしておきます。演奏もいいです。

音質からは、

・会場音質
残響がきれいで、フラッター・エコーがなく、木の質感が音楽の魅力を一層引き出す、東京都稲城市「iプラザ・ホール」をチョイス。

・楽器も選別 
より良いピアノを求め、クリスティアン・ツィンマーマン氏がドイツでセレクトしたスタインウェイ、コンサート・グランドD-274(2000年代初期に製造された同社150周年記念モデルNo.562364)を特別に取り寄せました。

・レコーディング機器
クロックはESOTERIC ルビジウムクロックで同期。
ケーブルは同社ケーブル類を床に非接触で配置。
マイクアンプ下に特殊インシュレーター
機器の天板を外して音抜けを上げる

・調律
音楽的な調律のスペシャリスト足立氏起用

・エンジニア
元ESOTERIC社長 大間知氏と、オクタビアレコード社長 江崎氏が担当

・二種類の録音方法
オン・マイク・セッティング録音。
これはザラフィアンツの優れた美点とされる繊細さ、そしてその対極に存在する圧倒的な力強さという、2つの表現の間に生じる驚異的なダイナミズムを直接体験していただこうという趣旨でセットされたものです。彼の指から鍵盤を伝わり、それがアクションを通して弦を叩き出すそのリアリティを実感していただこうというもので、ピアノの近くにマイクをセッティングし、ありのままのサウンドを収録しています。

オフ・マイク・セッティング録音
ピアノからはやや離れた位置にマイクを置き、客席にもセットしたホールのアンビエンスを取り込むマイクともども、コンサート・バランスをねらったセッティングです。

ピアニストについて

[エフゲニー・ザラフィアンツ(ピアノ)]
エフゲニー・ザラフィアンツ 1959年、オビ川沿い、シベリアの主要都市ノヴォシビルスクに生まれたザラフィアンツは、ブレジネフ政権に対する反抗もあり、ソ連体制崩壊までは国内で活動を強いられていました。

海外でその名が知られたのは1993年、アメリカ、カリフォルニア州パサデナで行われたポゴレリチ国際コンクールで準優勝してから。すでに30代半ばになっていました。

以降、世界各地で公演活動を行っています。
親日家でもあり、日本での公演も数多くあります。

彼の特長は弱音にあるとも言われ、その繊細な表現は実に音楽的。一方、その弱音を生かすための力強い打鍵も魅力の一つとされているオールラウンドな演奏家です。

レパートリーも幅広く、スカルラッティ、J.S.バッハから古典派、ロマン派はもちろん、スクリャービン、ラフマニノフまでをカヴァーするほどです。

■ピアノを無理なくたっぷり鳴らす絶妙なタッチを駆使…ショパンに示された歌心に溢れる入魂の表現!
(ムジカ・ノーヴァ誌 2012年 コンサート評より)

■旋律線をたっぷりと歌い上げ、音の色遣いや響きの遠近感、そして速度に至るまで極めてこまやかに設定し、会場を圧倒的なファンタジーに包み込む…壮大なスケールで音楽を捉え、彼自身の客観的でストイックなスタンスは、作品の崇高さを引き出すのに大いに貢献している。
(音楽の友誌 2012年 コンサート評より)

今回は、昨年2016年に行っていた公演での主要ピースでもある、ベートーヴェンのピアノ・ソナタとショパンのスケルツォ、バラードがラインアップされていて、これはまさに彼としてもここ数年の音楽的集大成ともいえる作品です。
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