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2017年03月08日00:12

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ネコは天皇家でどう扱われていたのか

猫。この素晴らしい生き物はいつ頃日本にやってきたのでしょうか。

文献上記録に残る猫一号は、平安時代初期に唐から渡来し宇多天皇が愛育したという黒猫です。

天皇の日記(『寛平御記』)には、「私の黒猫は毛色が美しくネズミ捕りもうまく、寝ると玉のようで歩く姿は雲の上をいく竜みたい…」とお褒めの言葉がずらり。

宇多天皇に続く歴史的猫好きといえば平安時代中期の一条天皇で、彼は飼い猫に「命婦のおとど」という高貴な名前と従四位という爵位を与え、身の回りの世話をする乳母までつけた。

『枕草子』によると、ある時この乳母がちょっとおどかすつもりで「命婦のおとど」に犬をけしかけました。

ところが翁丸という名のこの犬は本気でおとどに走りかかってしまい、現場をおさえた一条天皇はたいそう怒って乳母を宮中出入り禁止にし、不幸な翁丸は島流しの刑に……。
(男部下に殴らせて折檻したともげっそり

さらに一条天皇は人間の赤ん坊に行う“産うぶ養やしないの儀”を猫のために行い、家臣を列席させたらしいのですが、これはさすがに「奇怪の事」と陰口が残されています。

一条天皇の“ペットバカ”は少々おおげさな例ですが、この頃の猫は超高級な輸入品として貴族の間で丁重に扱われていたようです。

以上NHKより http://www.nhk.or.jp/ecochan-blog/900/233913.html
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