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2016年01月04日12:23

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SIC-MOSトランジスター自作アンプと強力電源のマイミクさん方オーディオ

新年1発目の日記の自転車まとめに続く日記はオーディオ関係です。

12/31の最後にマイミクさんの下町の横好きさん方で、新型自作アンプ 自作スピーカーらを聴かせていただきました。

高野山金剛峯寺から自転車で直行です。予定の午後3時を少し回って待ち合わせの塚本駅に到着。

以下はあくまで駄耳での個人的印象にすぎませんですm(_ _)m

まずは上の写真の手前の2ウェイ自作スピーカーより。

ウーハーに手を入れてこちらはネットワークなしのスルー

ツイーターはC1個の6dB/octで切られたシンプルな構造です。

ユニットは欧州系メーカーのもので、同じ欧州はイタリアの2ウェイのスピーカーを使っている立場からは興味深いです。

下町の横好きさんからは、JORDANのJX92Sというフルレンジユニットでスピーカーを作っていただいているので、この方式のメリット デメリットもある程度把握しているつもりです。

ミュートバスドラムのパルシブな低音楽器はどうしても共鳴型特有の膨らむ 尾を引く感じは意識すると気にはなります。

でも、お聴かせいただいたのは女性ボーカル中心にクラシックら。

お聞きになる中心ソースからはそういう性能を強く要求しないというか、後ろのメインスピーカーと新型アンプならそういうソースもオールマイティーなので、サイズに関わらずむしろフラット気味に沈み込むローのメリットを重視されたと聴きました。

全体として6畳〜8畳の常識的な日本家屋サイズの部屋なら、後ろの大型らより手前のこの2ウェイの方が高さともども現実的に思いました。

なおユニット代は1台2万くらいだとかたらーっ(汗) 自作はコストがかかりませんね。

次に後方のテクニクスの38センチウーハー FOSTEXのミッド ユーロ系のドームツイーターのハイに、ホーンのスーパーハイを加えた大型で、新型自作アンプを聴かせていただきました。

2年前のツイーターがディナウディオのエソターからシアズに交換。

アンプはアキュフェーズP-1000から自作アンプに交換されています。

SIC-MOSトランジスターという新型半導体素子の自作アンプです。

2台それぞれ違う作者別の同じトランジスターを使ったアンプを聴かせていただきました。

こんな風に複数系統のオーディオが配置されています。
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まずはこちらの一体型SIC-MOSパワーアンプより
銀色の箱のがそれです。
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普通にいい音です。さすがにスピーカーも大型になって音数も増えました。
直熱三極管の真空管からもおそらくその感覚で聴ける中高域です。
特に違和感もありません。
アキュフェーズアンプとの違いは雑味のなさですね。

次にこちら。
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黒い箱が2個あって、上は増幅回路、下の大きな方は電源部ですあせあせ(飛び散る汗)

下町の横好きさんの日記によると、中身はこのようです。

増幅部
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電源部
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電源部の電解コンデンサーの陣容がおよそメーカー製ではありえない規模ですね。

基本はMJ誌 8月号の金田式アンプだそうですが、電源部の巨大さが違うようです。

音はこちらを聴いてしまうと、先ほどの一体型は電気で増幅された音というのははっきり意識していましますね。

大型スピーカーのわずか尾を引く低音はバスレフの音かなと思っていたのが、すっかりこれも消えて、一聴 低音が減ったと感じます。

でもこれは低音のフォーカスがはっきりして、曖昧さ 滲み 膨らみ 尾を引くのが消えたためであることはすぐにわかりました。

中心差は素子が同じなので、電源差が大きいようです。

この差を聴きながら、初めて現用のテレフンケンEL156真空管を使ったアンプを聴いたときに、「もはや電気の音ではない!」と呟いたあの感覚が蘇りました。

音質に意識がいかなくなるので、音楽のみに集中できて、クラシックでは気持ちよくなってうつらうつらしてしましました。

玄関には売却処分を待つアキュフェーズP-1000が梱包されていました。

下町さんは、とあるアンプビルダーと自作オーディオ試聴会で知り合い、音も聴かないでお金を渡して製作を依頼されたとか。

こういう試聴会によく参加している立場からはよくわかります。

メーカーでは製作の難易さからSIC MOSの採用は難しいそうです。

またこんな電源部は合理的生産にも向かなそうです。

真空管アンプもそうですが、メーカー製やキットではどうしても限界が出るのが電源部の余裕。
真空管ならトランス そうして手間暇の人件費ですね。

安くしよう 儲けようとすると、この構成部品に一番しわ寄せが来るからでしょう。

この陣容のアンプの製作価格は失礼ながら現行国産プリメインアンプの購入予算としても厳しいかもしれません。

それが、かつての国産一流メーカーのフラグシップパワーアンプを音質クオリティーで凌駕してしまうのが自作の面白さ 自作ならではのシンプルさなのかなあとふと考えました。

音に生きる我々マニアからは、こういう自作の展開も要注目ですね。

もしスピーカーにご興味あれば、このマルチバスレフという方式で作っていただけるかもしれません。
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