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2019年11月19日15:19

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MAIA、長いこと頑張りました

約ひと月前、2019年10月21日16:45に虹の橋を渡りました。

タンパク質漏出性腸症を発症してから約4年、国内最高の専門医の先生方も驚かれるほど長く頑張りました。(これまでは最長3年とのこと。そもそも原因不明のこの病気が命に関わるということについて臨床では認識が薄いらしい。)

昨年はじめからは掛かりつけに紹介いただき半年ほど日本獣医生命科学大学で2nd診療をしていただくも安定した効果は得られず。昨夏からはママが見つけた最新治療、動物再生医療センターの他家-間葉系幹細胞を用いた細胞治療を打診。治験は終了していたにも関わらず、最後の治験として特別に提供していただけ、3rd診療として日本小動物医療センターにて施術いただきました。治験準備の際の内視鏡検査などの結果から最重症であることが判明しました。
そのためか、治験中は効果指標としてのアルブミン値はあまり上がりませんでしたが、お腹の痛みその他に効いてくれていました。そのことと最重症の症例であることからか、その後更に2回も追加施術いただきました。

本年3月の最後の治験施術以降は、なんと徐々にアルブミン値が上がりだし10月初めには正常下限目前まで上昇し、そもそもすでにマイちゃんは医療として未知の領域に入っていて今後どうなるか予想もつかないが、治りはしないだろうけどこのままいけるのかもと日本小動物医療センターの先生すら仰ってくれていましたが、その翌週に急に足が立ちづらくなり、でも元気は変わらず。しかし10月半ばには足が立たず食欲も落ちてきたので、日本小動物医療センターの先生に相談して21日の昼前に掛かりつけにて血液検査。腹水も抜けてやや脱水気味であるとのことだったので、念のために帰宅後に点滴をすることに。日本小動物医療センターの先生にも報告し了解をもらって皮下輸液を実施。15時半頃にはご飯を与え、逆流など防止のため縦にしての抱っこをしながら、誤嚥などがないか聴診器で呼吸音と心音を聴いて問題ないことを確認。しばらくするとママに替わってと言い出したので交替すると30分ほど気持ちよさそうに。その後そろそろ横になりたいと言い出したのでベッドに寝かせるとすぐにスヤスヤ。
ほどなくして娘がマイちゃん息してる?と聞くので見ると、ちょうど大きく息を吸いゆっくりと吐き出し、そのまま停止。呼びかけるも戻らず安らかな最後でした。

昨年夏頃にお腹の痛みに耐えて小さく丸くなってずっと震えていたMAIAを見ていたので、この病気の最後には私たちが眠らせてあげる覚悟を決めていましたが、それもさせずに静かに旅立ちました。11歳5ヶ月6日でした。

掛かりつけも日本小動物医療センターの先生も、あまりの突然かつ予想外の出来事に言葉を失われていましたが、腸の状態は改善傾向であったものの、長年の治療で身体全体としては限界だったのでしょう。私たちがみんなで見送ることが出来る一番よい日でしたし、この1年半は痛みもなく、最後まで安らかであったことがなによりで、関係いただいた先生方には感謝しかありません。望み得る最高のレベルと品質の治療を施していただけました。

天真爛漫、でも聞き分けがよく賢くて、ベビーの頃から甘える順番待ちをして争わず、どんなときでも怒った顔どころか鼻にしわを寄せることすら見せたことがなくて、他の犬や小さい子からどんなちょっかいをされても困った顔をするだけ。ドッグショーでブリーダーさんと走ること、パパとボール遊びすること、そして何よりもりん姉ちゃんとママが大好きな子でした。

11年間の想い出をありがとう、MAIA。
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