mixiユーザー(id:8261539)

2020年02月28日13:18

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ウイルス

少しウイルスについて調べてみました。

ウイルスにも色々と種類があり、今回のコロナウイルスは、一本鎖+RNAウイルスと呼ばれるタイプで、脂質のエンベローブにつつまれているタイプの物です。
https://medical-tribune.co.jp/mtpronews/se1412/se_1412_p2-4.pdf

エンベローブにつつまれたタイプのウイルスは脂溶性の膜をアルコール、石鹸、胃酸などで溶かして破壊することが出来るので、消毒薬抵抗性が低いと言えます。
このため、今回のコロナウイルスにはアルコール消毒などが有効だと言えます。
http://www.virusblock.jp/tech/c-004.pdf

それに対してノロウイルスなどはエンベローブを持たず、タンパク質のカプシドという殻につつまれている単純な構造で、アルコール、石鹸、酸、塩素、熱などに抵抗性を持ちます。
・・・このタイプじゃ無くて良かった・・・

そして、1本鎖RNA であることから、突然変異しやすいと言われています。
天然痘など二重鎖DNAを持つウイルスも存在しますが、こちらは修復が可能であるため遺伝的に安定で、変異しにくいためワクチンが有効です。
突然変異は化学物質、活性酸素、放射線など様々な要因で起こりますが、これによって様々なタイプが生まれて環境に対応していき、ワクチンなども効きにくくなります。

ここまで読めば分かると思いますが、インフルエンザも一本鎖RNAウイルスです。
様々なタイプがあり、異なるタイプだと予防接種が効かないのはご存じの通りです。
今回のコロナも同様だと思います。
再感染するというのも、もしかして既に異なるタイプが存在しているからかも知れません・・・

自分が直接タンパク生成の鋳型となるか、一旦転写してから鋳型として複製するかの違いがあり、前者が一本鎖+RNA, 後者が一本鎖-RNAとなり、コロナは前者、インフルエンザは後者です。
http://lifesciencedb.jp/dbsearch/Literature/get_pne_cgpdf.php?year=2004&number=4908&file=k8hsrUj93gebRCeSGTpnqA==

インフルエンザに効く薬がどのような過程を阻害するかによって、
今回のコロナウイルスにも効くかどうかが変わってくるだろうと思います。
(抗ウイルス薬なら何でも効くわけではないということです)

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