mixiユーザー(id:8257816)

2021年09月13日13:05

39 view

小説に出て来た「機械式計算機」 私も使った!

朝日新聞の連載小説、池沢夏樹の「また会う日まで」を愛読している。主人公は、代々のカソリックの信者だが、海軍兵学校に入り、艦にも乗ったが、終戦前には、水路部の部長で少将である。

個人的な歴史、教会との関係、YWCAの話もあるが、軍の発表と現実の関係や、世界情勢に対する陸海軍の認識の差なども話題になっている。
前線向きではないと、東大の理学部に入り、天文学の知識も得た。水路部は、海図の作成、現在地の特定を担当する。

9月12日号は、都内から立教高等女学校(現・立教女学院)に疎開し、生徒に計算の仕方と教える所である。学校のある井の頭線・三鷹台は、5年ほど住んだ久我山の隣にある。
計算の道具がタイガー計算機で、生徒に対するその教育が述べられている。この時代から10年ほど経つが、私もタイガー計算機の世話になった。

懐かしく思いだした。定数、あるいは足す数をレバーで置き、1回、ハンドルを回すと加算され、逆に回すと減算である。5倍するときは、5回ハンドルを回す。桁上げのレバーがあり、最高10桁の計算ができる。割り算は、引き算を繰り返すが、引きすぎると“チーン”と鳴る。
小説の記述は正確である。著者もこの計算機を使ってみたようだ。

毎日のように、使っていたが、数を設定するレバーは、はじくと予定した数で止まるようになった!

4 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2021年09月>
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
2627282930  

最近の日記

もっと見る