スマホ充電のできる小田急の駅ベンチの記事が、昨日の朝日新聞にありました。
店舗や特別な車内では、充電サービスをするところがある。しかし、フリーで座るベンチでは初めてのことかもしれない。
小田急の駅ベンチで、思い出がある。
現役の頃である。京王線、JR、小田急を乗り継いで非常勤の仕事をした。小田急の“海老名”で乗り換えるが、そのベンチが気になった。風呂敷包みをベンチに置いたら、滑って落ちた。座板は急斜面で、背当ては直立である。居心地が悪いし、背の低い人では、足がつかない。
巻き尺と傾斜計(クリノメーター)を持ち出して計った。各駅に、同じ形のベンチが置いてある。
写真と図面を、会社の広報室に送った。しばらくしたら、「現場に行って確認しました。座り心地がよくないので、新しいベンチに切り替えます」と返事があった。
年を越してから手紙があり、「海老名駅のベンチを新型に交換しました。他の駅も、順次交換します」とあった。 (写真)
当時は、使い難い切符販売機、ATM,自販機などのある時代で、“ヒューマンインターフェース”として調べていた。
使い難い機器について、何カ所かに意見を送った。対応したのは小田急だけである。他は、返事ももらえなかった。知名度がないし、SNSの無い時代だからかもしれない。
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