昭和30年(1955年)、郵政省電波研究所(現・情報通信研究機構NICT)に採用された。研究室にはいくつかのプロジェクトがあり、その1つがVHF帯のデジタル通信である。国分寺から送信し、関東平野から東海道を浜名湖の付近までデータを採った。
実験用大型バスに、受信機や計測器を積んで走った。バスの愛称は「ゴジラ」である。アンテナの上下装置がある。発電機を積み、受電設備もある。
当時、主食は配給制で、食堂で米飯は食べられない。外食券で食べられるところもある。外食券は持っていない。昼はパンかソバ・うどんである。
米飯が食べたい! 闇米を手に入れたが、ゴジラに鍋釜は積んでいない。お湯を沸かすために電熱器とヤカンは積んでいる。ヤカンでトライ。炊けた! 梅干しを買って、ご飯を食べた。
しゃもじは何で代用したか?60数年前の私である。
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