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2019年07月22日22:29

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マツスタ観戦レポート(7/21 対巨人戦)

…って事で、後半戦今季初の巨人戦を観戦してきました(´ー`)。
雨で試合の開催が微妙で、6月から観戦4連敗中というのもあって、正直言えば流れてしまえばいいのにって気持ちもあったんですが、そんな弱気を色々な意味で戒める様なストレスフルで劇的な展開のゲームとなったのではないかと。

・試合中は雨は降らず。
この週末は台風の影響で昨晩から日曜の午前中は激しい雨が降りしきり、さすがに今日は雨天中止だろうなぁと思いつつ出かけてみれば、午後からは雨も落ち着き、開門直前も強めの風と共に小雨がパラつき始めたものの、それも試合前には雨も風も落ち着いて無事に定刻プレイボール。
もしかしたら庄原に忖度したのか、すっかり弱気の虫になってた自分にはフクザツな心境ではあったんですが(´Д`)、気温もそこまで高くなく結果的にナイターとしては理想的な環境だったかと。

ただ、試合ギリギリ前までグラウンドにはシートが敷かれていたので、せっかく久々のフル観戦なのに練習が見られなかったのは残念。
そんな中で目を引いたのは今売り出し中の巨人の若林ですかね。スタメン発表の前から一人ベンチの前でフォーム確認を続ける姿からは高い集中力が感じられて、なんか「こちら」的には凄く嫌な選手になりそうな予感が…(´Д`)。

・年に一度の庄原デー。
今日のイベントは、縁でもあるのかチケットが取りにくくなってる近年でも妙に鉢合う頻度の高い、庄原デー。
旧市民時代から始まったこのイベントはわがまちPR系イベントでも一際規模の大きなもので、今年も比婆牛をメインにした焼き肉の販売やそばの代わりに米を使った庄原焼き、スムージーにアップルパイなどの販売、そして試合前と5回裏に庄原こどもミュージカルのPRパフォーマンスと、今日が雨天で流れなくて一番安堵してるのか庄原の人たちなんだろうなって(´Д`)。今年はマスコットのヒバゴンも来てたし。

…って事で、自分も毎年と同じく名物の煮込みこんにゃくを食べた後でアップルスムージーを所望。
やっぱ煮込みこんにゃくうめぇ。
こんにゃくだし1本200円だし食えるもんなら10本でも食えそうだけど、まぁ2本で我慢。
スムージーは球場内で売られてるのより遥かに安い300円だけど、こっちは値段相応かなと。

・先発は九里vs桜井。
今日の先発は、カープは現在の実質エースな九里で、巨人は散々ネタ選手扱いされながらも今年に入って頭角を現し始めたドラ1の桜井。今期の防御率的には九里の方が0.5ポイント程度低いものの、中5日というのがいささか不安。
…ただ、これも首脳陣から3タテするぞという意思の表れなんで九里は意気に感じて奮起して欲しいところだけど、それより問題はしっかり得点が取れるかどうか。
さすがに防御率4点に近い投手相手に手も足も出ないじゃ困るしね?…いやマジで…。

そして、これが今日のスターティングオーダー。
カープ:西川(8)、菊池(4)、バティスタ(3)、鈴木(9)、松山(7)、安部(5)、會澤(2)、小園(6)、九里(1)。
巨人:亀井(9)、坂本(6)、丸(8)、岡本(5)、大城(3)、若林(4)、重信(7)、小林(2)、桜井(1)。

カープは最近好調の西川が1番で、3番のバティスタにも当たりが戻って来たので、11連敗の頃と比べるとまだ少しは点の取れそうな打線。全く調子の上がらない5番の松山が打線の切れ目だけど、安部ちゃんも調子がいいんで、相手バッテリーにもそれなりには気の抜けない打線のハズ(だといいなという願望込み)。
ショートにはフレッシュオールスターでMVPに選ばれて再昇格を勝ち取った小園が抜擢されてるけど、個人的には先月に悪夢を見せられたんで歓声を送る気にはならなくて静観。

一方で巨人は国産打線ながら1番の亀井が絶好調で2番にHR争いで独走してる坂本、3番にツラのでかい丸に岡本も調子を上げて来ている、首位独走も頷けるちょっと手が付けられないスタメン(´Д`)。
下位打線も頭角を現してきた若林が乗りに乗ってるし小林も調子がいいしで、切れ目は投手を除けば大城と重信程度と、一切気が抜けない分丁寧に行きたいところ。

・九里は後半の感覚を忘れないで欲しい。
さて、そんな強力打線相手に立ち向かうは負けん気という事で、今日の九里はなかなかのケンカ投法を見せてくれてました(´ー`)。初回は先頭の亀井に初球でヒットを打たれるものの、怯むことなく内角を抉って坂本、丸、岡本を討ち取り無失点に。
ただ、それでも立ち上がりはやっぱり無駄球が多く、2回表は若林に四球を与えて重信にもヒットで続かれて1アウト1、2塁のピンチを作り、3回は先頭の亀井に今度はツーベースを打たれた後で坂本、丸の連続外野フライで1失点を喫してと、肝心な所での制球力は相変わらず課題を感じさせる内容だったものの、4回と5回は三者凡退で6回は先頭の坂本にランナーを出すものの、丸を討ち取った後で岡本をゲッツーに、7回は若林に打たれた後で重信をゲッツーにと4イニング連続で3人で抑え、8回表も亀井に3本目のヒットは打たれたものの、代打攻勢をものともせずに無失点と、後半は正に完璧の内容でした。

…というか、今日の4回以降は九里の理想像が垣間見えていた気はするんで、感覚は忘れないで欲しいですね。メンタルが良くてスタミナもあるんで、あんなピッチングが安定して出来るならガチでエースも見えてくるんではないかと。

・桜井は印象変わったかな。
一方で巨人先発の桜井ですが、まぁここまで持ち上げられまくった割には躓きまくって少々侮ってたのを差し引いてもちと印象は変わりましたかね。
初回は先頭の西川に甘めに入ったところをいきなり先制ホームランを打たれてしまったものの、そこから崩れずに後続を三人で断つと、2回以降も再三にランナーは出していたものの、崩れるどころかピンチになると逆にいい球を放って7回まで投げ切って追加点は許さずと、ちょっと今後は見方を変えざるを得ないかなと。
バティスタが最初の打席で三球三振してたけど、全体的にコントロール良くなってるので粘って自滅待ちはしにくいピッチャーになってる感じで、やっぱり先発向けだったのかなぁと。
…ただ、逆に力でねじ伏せられる様な剛速球や必殺の変化球がある訳でもないんで、そこはしっかり捉えていきたいけどスコアラーはちゃんと仕事してくだち(´Д`)。

・1番西川は現時点の最適解。
ともあれ、今季のカープの低迷を象徴してる一つが1番打者が固定されない事だろうけど、ここ最近を見る限りでは1番西川が最適解みたいですね。
相変わらずミートの天才で第二打席は外角の変化球を拾って技ありのヒットを打ってるし、初回に先頭打者ホームランを打てるパンチ力もあるし、サヨナラになった10回裏はきっちりと送りバントも決めて見せたし、また8回裏は結果は三振にこそなったものの8球粘って先頭打者の役割はきっちり果たしたりと、今日に関しては一番打者として文句のつけようが無い働きでした(´ー`)。

守備に関してもよっぽど外野の適性があったのか今ではセンターでも安心して見ていられるし、なんだかんだで全盛期の緒方に一番近付いてるのがこの西川かも。

・今度はアピールして見せた小園。
そして、今日打線で目立っていたのはもう一人、8番で起用された小園。
打つ方では第一打席に桜井から外角の変化球を捉えてヒットを放ち、その後もマルチヒットとはならなかつたものの外野へ鋭い当たりを飛ばして、打ち損じの多かったベテランに若さを見せつけてた感じでした。
また、守備の方も今日は7回表に先頭の大城のテキサスヒットになりそうな球を背面から追いかけてキャッチするというファインプレーを見せて逆にアピール。
…というか、もしもあれがヒットになっていたら続く若林のヒットでノーアウト1、3塁で重信の4-6-3のゲッツーでも勝ち越し点を許していたんで、これで先月のオリックス戦でのやらかしはチャラですかね(´Д`)。
何気にチームを救ったビッグプレーでした。

・原監督の怒涛の攻勢をギリギリで踏ん張って見せたフランスワ。
そんなこんなで九里は8回を6安打1失点の100球以内で抑えて見せ、出来れば8回裏に勝ち越してやりたかったのも虚しく1−1で迎えた9回表、登場してきたのは守護神のフランスワ。
連投が続いてるけど、3番から始まる9回の打順が一番キツいからここはどうしようもないっすね(´Д`)。
そのフランスワは先頭の丸から空振り三振を奪うと、続く岡本に四球を与えてしまって1アウト1塁としてしまうと、ここで再び原監督の怒涛の攻勢が。
まず、岡本に代走増田大が送られると、ランナーを気にし始めた続く大城の代打ビヤヌエバがヒットで繋いで1アウト1、3塁の絶体絶命のピンチに。
ここで緒方監督も動いてレフト松山を下ろして野間を起用して1点もやらない守備シフトに変えたものの、出来れば三振が欲しい中で続く若林も四球を選んで1アウト満塁にしてしまうと、バッター重信に代わって送られたのは阿部慎之助。
もう軽く外野フライを打たれただけで致命傷になるというギリギリもいい所になり、一球ごとに絶叫と溜息が響き渡る中、ここでようやく立ち直ったフランスワは阿部を158kmのストレートで空振り三振に、そして続けて送られた代打陽も0−2から同じく158kmの直球で連続三振に討ち取って無失点。
フランスワもいつもの神に感謝ポーズではなく派手なガッツポーズを見せ、もう9時も近いのに場内は一番の盛り上がりを見せました。
というか、自分もここで声が枯れそうなくらい叫んでたし。

やっぱ、こういう時にモノをいうのは三振の奪える剛速球って事だろうけど、まぁでも全盛期の阿部だったら仕留められてたんだろうなって。
そう考えると、巨人も代打の駒は今でも充分とも言えないのかもしれないけど(´Д`)。

・野間は徹夜でバント練習な。
となると、最早流れはこっちのもの。
という事で、9回裏はマウンドには地元出身の中川が上がり、先頭バッターの誠也がヒットで出塁してもうサヨナラしかねぇという流れになったものの、続く野間が送りバントを失敗してランナーを得点圏に進めるのに失敗すると流れが変わり、続く安部が決めて見せて2アウト2塁とした後で會澤が申告敬遠され、小園の打席で代打磯村が送られたものの、9球粘った末に空振り三振とサヨナラならず。

勿論、その一番の原因は明らかに野間が流れを断ち切ったからだけど、横の室内練習場でバント練習1000球な(´Д`)。
球が荒れてた中川から決めるのは存外に難しいのは分かるとしても、あそこできっちり決められなきゃ二軍の方が近いです。西川の守備固めが不要になってる分、長野が一軍復帰する時に落ちる筆頭は自分だって事は理解しておかないと。

・守護神今村復活。
ともあれ、そんなこんなで延長戦に入り、10回表にマウンドに上がって来たのは昨日の勝ち投手になった今村。
打順は9番炭谷からという極めて厳しい状況だったものの、炭谷と亀井を3球で仕留め、最後は坂本を丁寧に7球かけて討ち取り10球でチェンジ。
久々に見たカピバラ長男は球速というよりも制球が良くなって安定感を感じられたけど、この流れを作る好投がサヨナラを生んだ、そう思いますわ(´ー`)。

・サヨナラの陰の功労者はコースケと菊池。
そして、再び流れを戻した10回裏、マウンドに登場したマシソンに対して、こちらも先頭打者は9番の田中。
9回の打席でヒットを打った誠也まで回す為にもここで出塁できるかがまず勝負だったんですが、その田中はストレートの四球を選ぶと、続く西川がきっちりと送りバトンを決めて1アウト2塁と、今度こそ注文通りのサヨナラ機に。
そして、続く菊池がセンター前へヒットで続いたものの、ここは浅くランナー生還とはいかなかったものの、菊池の好走もあってこれで1アウト2、3塁でバッターはバティスタ。
すると、外野フライで終了だからか巨人バッテリーはバティスタとの勝負を避けて敬遠申告して4番との勝負を選ぶと、誠也は1−1からライト前へサヨナラヒットを放って遂に決着。
…ある意味、犠牲フライを警戒した原監督の選択は当たりだったんだけど(´Д`)、意地とパワーで運んでいった誠也がそれを上回ってくれました(´ー`)。おめ&あり。

…まぁでも、このサヨナラ劇の影の功労者は田中と菊池ですね。
ストレートの四球だったとはいえ、一切の打撃の欲を棄てて出塁に徹した田中と、シングルヒットの当りで相手の守備の隙を突いて二塁まで到達した菊池。
おそらく、この菊池が一塁で止まっていたら次は本日ノーヒットで外野にも球が飛んでいなかった不調のバティスタ勝負で内野ゴロを打たされていた可能性もあったし、その後の展開も変わっていたんじゃないかなって思いますわ。
結局、菊池がバティスタの敬遠申告を引き出してそれが勝ちに繋がった…ってのはちと勘ぐり過ぎかもだけど、でも相手側の采配に一切のミスは無いんで(むしろ緒方監督は見習って欲しいくらいに隙が無かった)、それを打ち破って勝ちというのは原監督に与えたダメージは相当なもんだとは思うのです(´ー`)。

・やっぱり、相当気にしてたんだろうなと(´Д`)。
ともあれ、めでたく三タテを決めた後のヒーローインタビューに呼ばれたのは、もちろんサヨナラヒットを放った4番の誠也。
その開口こそ、いつもの「最高でーす!」で始まったものの、その後は九里に勝ちを付けてやれなかったのを悔やんだり、終始かみ締めるように淡々と謙虚な言葉が飛び出していて、やっぱり高いアベレージを残してる打率に対して得点圏打率が.230程度しか無くて自分が打てずに負けてしまった試合を沢山作ってしまったのを気にしてたんだなと(´Д`)。
バティスタが敬遠申告された時も怒りを感じることなく、冷静にどうやったら勝てるかを考えていたみたいだし、チームにとっても大きな3タテとなったこの試合のお立ち台が誠也自身にとってもいい復調のきっかけになるのを祈るだけですわ。
というか、タイプが丸に近づいてるのか球をよく見るようになって見逃し三振が増えてるのを今後どうするのかが気になるところですが。
そして、インタビュー後は恒例の(?)ウォーターシャワーで、ぶっかけたのは坂倉と西川の二人。
しかも坂倉のには氷入りだったみたいで「後でシバきます」ってコメントしてたけど、つい何年か前は新井さんに「誠也、覚えとけよ」って言われたのが、自分が言う立場になったんだなとちょっとしみじみでした。

…あ、ちなみに、ヒロインが終わると同時に一気に雨が降り始めたけど、天もこの3タテを喜んでる涙雨…でいいのかな(´Д`)。

・正直、貧打は未だ相変わらず。ただこれでしっかりと勢いに乗りたい。
かくして、3時間12分と延長に入った試合としてはかなりのサクサクペースで試合が終わり、久々の速報を受け取って、ほんっっとに久々にすがすがしい気持ちで帰路へつく中で冷静に振り返ってみれば、まぁ結果はともかくまだチームが本調子に戻ったとは言い難いんですよね(´Д`)。

投手陣の頑張りや小園、誠也、安部、菊池などファインプレーを連発してミスもゼロだった守備には全く不満は無いとしても、打撃の方は8回までは正直引き分けに持ち込むのが精一杯かなって思ってたくらい点が入りそうな気配無かったし、貧打はまだとても解消されている状態とは言えません(´Д`)。昨年に初の規定打席到達した野間と松山が、もう今年は諦めたほうが良さそうなくらいに見込みが無いし。

…ただ、それでも大きな故障があった訳でもなく、その地力までは否定する気はないし、5月の大攻勢を見ているだけに未だ希望も棄てきれないんで、これで再び勢いに乗って逆の立場ならマスコミが騒いでたであろう例のメークなんちゃらを再現してくれる事を祈ることにしますわ。
というか、メークなんちゃら食らった時の一番打者でしたもんね、緒方監督(´Д`)。
今こそやり返してやって下さいよと。

次回は8/12のお盆のカードで再び巨人戦です(´Д`)。
しんどいけど、モチベーションはいくらか回復したので応援頑張りますぜ。
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