中古物件を買うと分かる事。

■40・50代での転職はアリ？　「3度の減収の覚悟を」とお金のプロが助言
(AERA dot. - 02月15日 07:00)
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去年、中古の一軒家を買いました。
私は、これからの不景気を見越して・・(オリンピック景気と言われる今でさえ、この程度の景気。オリンピックが過ぎたらヒサンな景気が加速する)、借金をしないで買える価格の物件にターゲットを絞り、1年かけてやっと決まりました。
途中途中、いい物件があっても二番手で、一番目の人のローンが通かどうかという部分で、一番目の人のローンが通り、そんなので5回、逃しました。
まあ、おかけで「残り物には福がある」といえるほど、間取りもよく、通勤も便利な場所の物件が買えました。

さて、登記を司法書士におまかせして、それが済むと・・
今までの記録が出て来ます。
この物件は築21年で、その間に5回、所有者が変わってました。
どれも銀行の抵当権付の記録。

私の直前の所有者は女性でしたが、彼氏が自営のようで資材置き場も兼ねて利用しようとしたようで・・　結局、その女性は未婚のまま実家に戻られたようで、私の購入した金額は銀行への支払いがほとんど。銀行への支払いに100万程度プラスした金額が売値のようでした。
と、いうことはほとんど金利だけ払って、それで結局、手放すことになったということ。

今回、購入したのはその女性が実家に戻っていたから空家になっていただけで、その前に見た物件の半数は現在居住中、売れたら移転するという、つまりその先のアテのない売却のばかりでした。

あとは、どうも、ローンの支払が出来なくなり、手放して賃貸に移られたようなものばかりでした。

中古の物件がけっこうあるということは、それだけ手放さなければならない事態があったということ。

ちょっとの減収でもローンの支払に影響が出ます。
1〜2万の減収でも、食費が5万円なら、それを3万円にまで落とす必要がでてきますが、食費5万を3万に落とすというのはかなりきびしい事態です。
それだけでローン支払の計画は崩れます。

家を持つためにﾛｰﾝを組んで支払ってきたのに、支払えなくなると、いままで支払った分があるのにそれは利子にしかならず、結局、支払った分がナニも残らないことにもなります。
まあ、その分、私のように中古で買う者としては、20年越えた物件は建物はタダみたいな、土地代だけでまだ十分に住める物件を手に入れることができるわけですが・・

数年前から自動車販売も伸びず、しぼんできていて、オリンピク景気も、もうすぐ終わり、次はそのツケが回ってくる状況。そして今回のコロナウイルスによる中国景気の悪化で世界中が不景気に落ちこみます。

これからはどこもリストラが始まるでしょう。
転職先がほとんど無い状態になります。

また、起業するのも危険な時期です。
この不景気で、どこの起業も規模縮小で耐えようとしていますので、起業しても取引を新たに開始してくれる取引先が無く、消費者に直接販売するものであっても、消費者も不景気でサイフの紐がきつくなるので販売もきびしいでしょう。

しばらくは、消費税逃れの、個人売買を装ったオークションや個人販売サイトでの流通がメインになりそうです。
そのために、中規模の販売店は、大手には叶わず、また個人売買を装った消費税逃れの販売ルートに対して対抗手段がなく、潰れるおそれもあります。

今はヘタに動くときでは無く、また借金を極力減らしておかないと危険です。

また、心配なのは、地震の件ですね。
今のギリギリの状態で大規模地震が起こったら、経済破綻する家庭が多いということ。
大規模地震により、仕事がストップすることもあります。
3ヶ月、仕事がもとにもどらない可能性もあります。
3ヶ月、給料が入らなかった場合でも過ごせる金銭的余力が無いと、家賃の支払いが出来なくなったり、住宅ローンの支払が滞ったりして、住む所の維持ができるかどうか。

そういうわけで、今の仕事での給料の支払いが滞っているようなヤバい企業にいるのではないかぎり、現状維持で少し詰めた生活をし、余力をつくるようにしといた方がいいでしょうね。

もし、それでも起業したいなら、今の5年分の年収の余力がないと、危険だと思います。
まあ、今、務めている会社が5年たっても平気だという保障もないのですけれどもね。