☆月初め恒例手ぬぃっき。
【読書メーター編】
・・・は。デジャ・ヴ。
まぁなんやかんやで冊数は伸びていない。
数合わせも兼ねて、児童書寄りの小説を一冊加えての6冊。
マンガ率が高いのが遠因ではある。
コロナの影響で、電車旅が減ったのも一因。
2020年3月の読書メーター
読んだ本の数:6冊
読んだページ数:1846ページ
ナイス数:46ナイス
https://bookmeter.com/users/682213/summary/monthly
■かがみのもり (光文社文庫)
図書館ミステリの作家のもとに司書から苦情が来たことがあったらしい。
ミステリに登場する警察は実際の警察とは全然違うことだろう。
神社巡りが好きなので、この作品の肝の「神社」が、かなりヘンテコで、それが伏線なのか作中ではこれがまともな神道なのかという部分が気になっちゃって、正直ぜんぜんストーリーが入ってこなかった。
わたしの知識が間違ってるかもしれないけど。
ナンチャッテ神道。
取材して調べまくっているとは思うんだけど…。
中学生の探検が発端となった大事件を担任の先生が解決するミステリ冒険譚。
読了日:03月04日 著者:大崎 梢
https://bookmeter.com/books/7317865
■天才王子の赤字国家再生術4~そうだ、売国しよう~ (GA文庫)
4巻なので基本構造は割愛。
知力と知力がぶつかり合うタイプの作品に、バカが混ざると大抵つまらなくなるものであるが、このシリーズは頭脳と頭脳がぶつかり合う知略戦に放り込まれたバカがトリックスターの役目を果たし、場面を最高に(登場人物にとっては最悪に)引っ掻き回す展開が実に見事。
思わず声出して笑ってしまった…電車の中で読んで無くてよかった。
帝国のイベントに呼ばれて妹が外交デビューして、当然のように拗れて最後はちゃんと戦争するいつもの流れ。
小田原のアニメイトにて新刊で購入。
著者のサイン入り。
読了日:03月12日 著者:鳥羽 徹
https://bookmeter.com/books/13788988
■量子人間からの手紙 捕まえたもん勝ち! (講談社文庫)
新書版でも読んでいるけれど、元々文庫派なので購読。
安定して面白いミステリマンガを描く作家の小説作品。
マンガからのファンはすんなり受け入れられるのだけれど、なるほど小説で初めて著者の作品に触れる場合「量子力学」の辺りに難しさを感じてしまうのか。
日本とボストンを舞台に雑に言うならば量子力学の見立て殺人が繰り広げられる事件を描く。
マンガで言うところのQEDに近い構成を、小説ならではの表現で展開していく。
謎が明かされると成程とあっけないが壁をすり抜けたとしか思えない描写がミステリ的に面白い。
読了日:03月15日 著者:加藤 元浩
https://bookmeter.com/books/15019742
■四季 秋 (講談社文庫)
この本単体で考えれば、特に事件は起きていないのではないか。
S&Mシリーズをベースに、犀川&萌絵側の視点をメインに展開し、Vシリーズとの完全融合を果たす。
「すべてがFになる」の後日譚的エピソードで、その事件を軸にS&MとVに散らばめられていたアレヤコレヤがピタッと収まる。
なので、シリーズ登場順に全部読んでから読んで初めて真価を発揮する一冊。
この本の評判がいいから、一番面白いこの本から読もう!と手に取っても、正直意味が分からないとは思う。
あの時点で、彼はあの人の正体に気づいていたのか…。
読了日:03月22日 著者:森 博嗣
https://bookmeter.com/books/580458
■君に恋をするなんて、ありえないはずだった そして、卒業 (宝島社文庫)
あとがきにもあるように上下巻の下巻に当たる。
よって、上巻とセットでひとつの話と解釈すべきと思う。
とんでもないすれ違いが起きて唐突に終わった上巻。
恋愛小説である以上、結ばれる結末は確定しているわけで、どのタイミングでどう解決するのか…そのヤキモキの演出が巧み。
上巻から時間をおいてしまったので、あらすじ紹介のページがあったのは助かった。
ラブロマンスに王道有り。
拗れすぎず安易すぎず実際にありそうなすれ違い、そして・・・絶望と絶望からの・・・。
状況を報告するだけの後日譚的短編付き。
読了日:03月26日 著者:筏田 かつら
https://bookmeter.com/books/12015995
■ナナマルサンバツ (1) きみもクイズ王にならないか! ? (角川つばさ文庫)
「文庫」とあるが所謂文庫本のサイズではなく児童書準拠。
内容も原作より低めの読者を設定している印象。
マンガのノベライズ。
単行本1〜2巻相当、他行との交流戦的な大会の…途中で終わり、2巻へ続いている。
作中オマケ的に挿入されるベタ問題70問の正解も2巻に掲載と、なかなか商売が上手でいらっしゃる。
競技クイズを題材とし、競技としてクイズを嗜むための基本的な構造を分かり易く解説してくれる。
小説ならではの咀嚼で、原作の構造を変えないまま小説として、低年齢にも分かり易く書かれているのが素敵。
読了日:03月29日 著者:伊豆 平成
https://bookmeter.com/books/7455598
▼読書メーター
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取り敢えず「卒業」物を3月のうちに読んでおきたかったので、ねじ込んだ・・・ら、自身の転勤が決まって、シンクロ率が高まった不具合。
そんな臨場感を増すリアル演出は要らないのに・・・。
去年、四月を「嘘・詐欺」月間にしたので、今年もいつものローテーションを崩して、詰んである本から、テーマ抜粋したものメインに回す予定。
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