☆月初め恒例手ぬぃっき。
【読書メーター編】
忙しさにかまけて、冊数が伸び悩んでいるけれど、今回稀覯本特別月間として、外国の古書を中心にしたラインナップだったので、普段より時間がかかったのは仕方がない。
2020年3月の読書メーター
読んだ本の数:3冊
読んだページ数:4126ページ
ナイス数:63ナイス
https://bookmeter.com/users/763058
■アル・アジフ (アラビア書房)
人間の皮膚で作られたという装丁ではあるが、別に殺さなくても人間の皮膚は剥がすことはできるわけで、大勢の人間の尻の皮辺りを少しずつ剥がし、繋ぎ合わせても作り上げることができる。
まぁこの本に関しては、手っ取り早く一人の人間を材料に殺していたとしてもおかしくはないが。
内容に関してではなく、装丁の感想から入っているのは、当然のように中身について理解が及ばなかったから。
原書なので、一番正確に真理を描いているはずではあるが、わたしが正気を保ったまま感想を書いている時点で、内容を理解できていないことは確実なのである。
読了日:03月06日 著者: アブドル・アルハズラット
https://bookmeter.com/books/261106
■ネクロノミコン (希臘書院)
ギリシャ語版。
アラビア語よりは読みやすいが、こちらも内容を理解するには程遠い。
ギリシャ語という事で、ギリシャ神話やローマ神話との混同が懸念されたが、概念としてヒュドラの形容が語られることこそあったものの、完全な別の神話体系として解説されていることに好感。
まぁ、個人的には神話としてギリシャ神話的な融合を果たし、ある意味出鱈目になっていた方が理解しやすかったような気もしなくもない。
下手に理解して正気を失うよりは、このまま理解の外にいた方が安全ではありはするのだが。
読了日:03月14日 著者: テオドラス・フィレタス
https://bookmeter.com/books/12218351
■サセックス草稿 (太公望書林)
決してエッチな内容の本と間違えて買ったわけではない。
女体・裸体の描写も無くもないが、性的な方面より残虐性の方でR−18を喰らいそうではある。
正直18歳でも早すぎる気もするけれど。
写本も重ねると、内容はソフトになってくるわけで。
人間の理解に及ぶレベルでの残酷描写は、却ってオリジナルより恐怖を煽ってくるわけだが。
正気そのものに訴えかける前の2冊よりは人としての精神を保つことが可能。
原書は、大英博物館にあるのは有名だが、そこからの写本をこの一部で有名な出版社が書籍化してくれた功績は大きい。
この出版社は、他にもいろいろ凄い本を出版しているのでぜひ一度ググっていただきたいものである。
読了日:03月63日 著者: フレデリック男爵
https://bookmeter.com/books/7923140
まぁそういうわけで、世界的にみると割とベタな題材で今日を彩ってみたわけである。
ログインしてコメントを確認・投稿する