■主人公の性別
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ゲーム内でも基本固定ハンドルがベースなので、男ね。
二周三周する際は、女性人格用のハンドルを使用して女形を気取ることもあってよ。
欧米をはじめとする諸外国は、暗黙の了解でプレイヤーと同じ性別を選ぶ習慣があるらしい。
そして日本の場合、結構な割合で逆の性別を選ぶ派があることが知られている。
人口比率の問題もあり、女性がゲームに混ざるとそれだけでチヤホヤされるのがウザくて敢えて男キャラを使う女性も多いし、チヤホヤされたくて女性キャラを演じる男も多い。
純粋に長い時間眺める対象としての自キャラなら、好みのタイプの異性の方が心休まることにもなろう。
そしてオンラインゲームの場合、ちょっとした悲劇が起こる。
世界規模のネットRPG。
日本かぶれの異国の参戦者は、諸外国の文化をベースに性別を判断する。
女性キャラクターに愛の告白するケース・・・わたしが目撃しただけでも2件ある。
多分、そこここで繰り返されているであろう悲劇。
外国人の自分にもやさしくしてくれる女性に恋をし、自国の文化になぞらえて愛は分かり易く伝える。
・・・なのに、真っ向完全拒絶にショックを受ける・・・。
周りの日本人は、その娘の中の人の性別が、なんとなくわかるので納得なんだけど、当人だけ意味不明な事でしょう。
まぁロールプレイと言い張って、女性を演じるのも悪くはないけどね。
タイトルにもよるけれど、圧倒的に男性が多いのが少なくとも日本のゲームの世界。
特にRPGはもともとごっこ遊びの延長であり、男性的な遊びの気質はあるわけで。
・・・とあるゲームライターが記事に書いていた。
ネカマじゃないなんじゃない、そういう部分はとりあえず置いておいて・・・
キャラクターたちがパーティを組んで活躍している場面で、女性キャラクターが適度に混ざっていた方が、純粋に画として落ち着く。
まぁつまり、どうせ中の人はおっさんばかりであっても、キャラクターまでおっさん集団じゃむさ苦しいって事よね。
以前、職場でMMORPGがちょっと流行した時期があった。
何故か、普段ゲームするタイプじゃない課長(当然おっさん)まで、ゲームを始めた。
職場じゃ部下でもゲームじゃ先輩。
様子を見に行って、個別対話を入れてみる。
課長はおっさんだけど、何故かキャラクターはかわいらしい女の子になっていた。
「ごめんなさい、まだおしゃべりのしかたがわからないのー」
・・・と、周囲にも聞こえるタイプのログで返事を返してきた。
不覚にも、かわいい事言うじゃないか・・・と、思ってしまった。
上司で、おっさんなんだけどね。
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