mixiユーザー(id:809109)

2022年01月19日09:25

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トロンプ・エロイユ ―― これはフィクションではありません、ましてや、ショロリアンのエロポンコツ脳の幻覚でもないのです。

【事件1】

静かな町を歩いていた。

むこうから長身のオネエサンがやってくる。モデル歩きである。

初老のショロリアンは、こういうバヤイ、得したとは思わない。不要の審判である。いわれのない嫌疑は御免蒙りたい。

しかも、むこうから来るのは、とんでもないシロモノであった。

超みじかいマイクロミニに、ニーハイブーツ。

オマタまで見えそうなのだ。

ショロリアン、いかにせん。


フォト



画像はイメージである。しかも、この画からショートパンツを除いた格好なのである。

ん……

やや……

そうぢゃあない。

オマタが見えそうなのは当たり前。

マイクロミニに見えたのは、トップスのペプラムで、その下にヌードカラーのスキニーパンツを穿いて、で、ニーハイブーツで締めている。

スキニーパンツがカメレオン化していたのだ。

もしかして、今 流行りのコーデなのかと画像検索したが、類例は見当たらない。

このオネエサンのオリジナル トロンプ・エロイユらしい。


   ……………

【事件2】

静かな町を歩いていた。

ふいに、オネエサンが追い抜いていった。

当節のオネエサンは、ただでさえ背が高いのに、靴で嵩ましする。そのうえ、身長に占める脚の比率が違う。

初老の昭和枯れススキは路傍の石ドーゼンである。

オネエサンは、クリーム色の薄手のスカートを穿いている。

と、スカートが揺れると、その下に穿いているらしい黒いパンテー的なものが、透けたり、透けなかったり。

あたりは静かな町である。このたびはオネエサンとは対峙していない。しめこのウサギである。

ぢっと観察する。間違いない。オネエサンの落ち度である。透けている。ショロリアン、悪くない。

オネエサンは偉大なコンパスでどんどん去ってゆく。

ショロリアンの観察眼レンジが、マクロから広角に切り替わった。

ん……

やや……

オネエサンの穿いているのはマキシスカートであったが、裾からヘンテコなものが覗いている。

両足首に黒いもの。

そう。レギンスであった。

ブーランジェリーの正体見たり、パン屋かな。

黒く透けていたのはレギンスであった。

こういうコーデはアリらしい。


フォト



このオネエサンのはスカートが長すぎたのである。

確かに論理的にはエロくないが、倫理的にエロい感じの漂うトロンプ・エロイユであった。


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