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2020年01月28日00:34

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医学って発展していってるんだろうか? いや、学術じゃなくて精神・哲学的に

その昔、例えば天然痘とかペストとか...疫病が流行るとその流行ってる地域を住民ごと焼き払ってしまったりとかまあ、酷いことが平気で行われていました。
とにかく、病気とかそういうものはわけがわからないものであったので、差別と偏見はひどいものでした。
中世ヨーロッパではペストの原因は「ユダヤ人が毒を撒いたせいだ」とのデマからユダヤ人の虐殺が起こったりしています。

まあでも、戦争よりも死者が多かったり場合によっては国の社会構造を変化させたり、1つの文明を滅亡させたりすることもあったりしたわけなんで、綺麗事だけでは済まされないものもあるでしょう。

ハンセン病もそういった得体がわからないものへの恐怖から差別が起こったのでしょう。近年でもエイズに対して同じようなものがあったと思います。

で、今回のこの肺炎に関してのネットなどの書き込みみてると...
まあ全然変わってきてはいないなぁ...って感じですね。

この肺炎。原因はウィルスなので抗生物質は無効です。
いくつかの抗ウィルス剤は効果があるかもしれませんが、基本、対症療法しか手はありません。
そういう状況に加え、やっぱり死者数が増えてきているのも不安を煽っているのでしょう。

医療技術や医薬に関しては確かにかなり発達してきています。
そして中国の医療技術はなかなかの水準です。
ただ、公衆衛生はかなり遅れているという現状のようです。

公衆衛生って「自分を守る」「自分が疫病とかの感染症から身を守る」というよりは
『自分が他人に病気を移すようなことをしない』(自らが感染源になるリスクを把握する)とか
『他人が病気に巻き込まれないように環境を整える』とか...
自己保身よりも利他的な考え方のほうが実は大事なんです。
。。。となると中国で公衆衛生が進まないのもわかる気はする。...

でも、世界一清潔な国と言われている日本でも、公衆衛生意識はまだ「利己的」です。

かつてはこういった疫病に人類は無力で。神仏などのお力に頼るしかなかったんでしょう。全国各地に「疱瘡神社」っていっぱいあります。
加持祈祷で病を治す...というのも一見馬鹿げていますが、人智を超えたものに対する畏怖の気持ちというものを否定してはいけません。
まだまだ人類はウィルスに対して無力ですし、手のつけられない疾病は多々あります。
地球温暖化対策も含め、全然お手上げ。
人間の小賢しい近年の知識とか技術なんて...そんなに大それたものじゃないんです。
そこを勘違いしてしまって傲慢になってる人類は、ちょっと立ち止まって考え直したほうがいい。

今、自分が生きていられるのは、色々なもののお陰様なのだから。
自然とか環境とか、政治とか、見知らぬありとあらゆる他人だったり、ご先祖様だったりまたは既に亡くなった先人たちの遺してくださったものだったり。。。

今回肺炎で、死亡率が高い...てのが取り沙汰されていますが
ただ、不幸にして亡くなった方がどういう人だったのか?
お年寄りや疾病を持ってて免疫力が弱かった人たちなのか? 糖尿病とかまたは慢性的な呼吸器疾患を持っていた人たちなのか?
若くて免疫力が旺盛だった人たちだったのか?
・・・これらでも全然対処が違ってきます。

武漢市が交通封鎖を行ったのが23日で、封鎖前に市外に出た人々の潜伏期間が終わるタイミングなので、感染者数が増えていくのは当たり前ではあります。まだ(パンデミックと)大騒ぎする状況ではないのかもしれません。
とりあえずWHOが(個人ではWHOをあまり信用してはいないんですが)世界的なリスクは低いと判断したのには一定の根拠があるんだとは思います。

大事なことはまずは正しい情報を求め、デマなどには惑わされないこと。
感情論に流されず。。。差別的にならず。
手洗いの励行、マスクの着用、なるべく人混みには行かない、休養・睡眠をたっぷり摂る、ちゃんとメシを食う...という基本的な防御策をしましょう。

■新型肺炎、中国の死者80人に 春節休暇を3日間延長へ
(朝日新聞デジタル - 01月27日 10:02)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=5950302
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