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2019年10月19日21:39

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一泊3万5千円也〜追補・ディナー編〜

いろいろ疲れて当日中のアップは諦めたけど、今日ちょっと余裕が出たので宿泊当夜の夕食を紹介します。

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まずは先出。
柚子釜寄せ豆腐柚子味噌餡

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見ての通り、柚子をくり抜いて作った容器に豆腐を作ったものです。ほんのりと柚子の香りがします。


前菜

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画像・上の右上の網籠が画像・下の物です。
合鴨ロース(中央)
秋刀魚柚庵焼き(画像・奥)
丸十檸檬煮

合鴨ロースはもうそのまんまですな。
秋刀魚〜はうまく秋刀魚特有の臭みを消していると思います。
丸十(まるじゅう)とはサツマイモの品種名だそうで、見た目こそ石焼いも定番の紅あずまや案納芋(あんないも)と同じですが、煮込んだにしては歯応えがザクザクしていて、まるで筍か蓮根のよう。甘みもそれほど強くありませんが、香りは確かにサツマイモでした。

前菜・画像下段の下部の黒い器の3品、右から、あられチーズ揚げ・茸菊花和え・雲丹の煮凝り。
あられチーズ揚げは、これはもう何というか庶民の味って感じですな。違うのは衣でしょうか。
茸と雲丹は守備範囲外なので親に任せました。母曰く、「ちゃんと椎茸と雲丹の味がするよ」と。

胡麻豆腐

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杏仁が乗っている以外は至って普通の胡麻豆腐…?



吸物
松茸土瓶蒸し柚子の香り

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ここで話題の松茸選手の登場です!この味は…本編で述べた通り、私にとっては「食べられなくはないけど好きなものには入れない」ものでした(笑)
これを下の御猪口に注いで飲みますが、その後に瓶の中の具材も突きます。
因みに瓶の上に見える丸い塊はというと、これも初登場の鱧(ハモ)で、「異世界居酒屋のぶ」で説明があった通り隠し包丁が利いているのか、噂に聞く骨っぽさはなくて淡白で上品な甘さが引き立ちました。
まぁこれも好きなものリストには入れないかな…超絶ド庶民には秋刀魚か鰯の方がお似合いなのです。
尤も、その秋刀魚が今高騰しているので今後超絶ド庶民の口には入らないような「目黒の」高級品になりかねませんが。



造り
海の幸二皿
鰤・菊花烏賊
本鮪・妻一式
釜石富士勇醤油・天然塩

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もれはもう見たまんまですな。烏賊は「和食の基本」飾り包丁での演出。まぁこれも守備範囲外なので烏賊専門の父に譲り…「うん、烏賊だな」と。
鶯宿温泉って割合内陸なのに魚の鮮度が落ちてないことに気づく人は意外と少ないかも。


中皿
太刀魚のグリル・葱のベシャメルソース、香草バター風味

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これもまさかの初登場、太刀魚です!超絶ド庶民には最早その姿さえ想像できない太刀魚ですが、食感は鱧に似ているようなそうでないような?かなりふんわりとした食感で、強いて庶民の味に例えるなら鯵でしょうか?ベシャメルソースって最早異世界です。
因みに上の四角い塊はパンで、ソースと脂を吸わせて食べます。


強肴(読み不明)
鱶鰭(フカヒレ)すっぽん鍋・焼き葱

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フカヒレっていうと女性に人気のコラーゲンがなんたらで宮城県の気仙沼(けせんぬま)漁港が水揚げ1位を誇っているのだとか。
(かなり)以前気仙沼で食べたフカヒレは結構コリコリしていてあんまり好みじゃなかったのですが、こちらはどういう調理法なのかフワフワしていてあんまり嫌味もありません。
同じくこれも記憶に薄いすっぽん、これも際立った特徴は無いというか、その中に深い世界を感じさせる味わい(?)です。
焼き葱は、まぁ…香りづけでしょうかね?


焼物
岩手県産黒毛和牛のロースト・赤ワイントリュフソース、彩り野菜添え

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ここまでくると岩手県産と宮城県産の違いとか、黒毛と白毛の違いとか、そんなもの超絶ド庶民に語れっていう方が間違ってます。1日1食はカップラーメンで、そのカップラが何味を再現しているのかも判らなくなってきている近頃ではそんな繊細な味覚なんて持ち得る筈が無いのです。


食事
松茸御飯・新米ひとめぼれ使用

香の物
二種盛り

留椀
特製芋の子汁

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ここでまた松茸選手の登場です!オープニングとフィナーレの二役という重責ですが、その真価や如何に?
…え?松茸をバカにし過ぎ?だってキノコはキノコだもん。
ひとめぼれ云々は牛肉と以下省略な感じですね。中学生の頃に茨城の農家で食べたコシヒカリのような感動はひとめぼれには無いようです。いやいまの自分にそういうセンスが無いのかも。
芋の子っていうと何となく里芋って印象があるのですが、これは一体何の芋なのでしょうか?(いい加減酔いが回ってきた)サクサク、ホクホクともっちりとも違う形容しがたい味わいでした。
父は「これ親芋じゃねぇか」とこぼしていましたが。


デザート
洋梨ゼリー寄せ、メロン果実添え、マカロン・ガトーショコラ

…ごめんなさい、撮り忘れました。

つぅかもう誰も食べられなかったので速攻母が(隠し持っていた)タッパーに収納してしまいました。後日、干乾びた頃に自宅で出されることでしょう。



おまけ

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実は今月10日が父の誕生日であると共に我が親の金婚式で、本来ならば私がそれを記念して何か贈るつもりだったのですが…不運に不運を重ねた結果、こんな大きな贈り物はできない経済事情に陥った上に当の本人たちは病魔に侵されてそう好き勝手もできなくなり、当初の計画も頓挫していたので二進も三進も行かなくなっていたのです。
これは到着してすぐ仲居さんにチップ(少額ですが)を渡したからだろうと母は言っていましたが、恐らく招待してくれた後輩君が予め取り計らってくれたのでしょう。

こんな訳で、人生初の「通常の3倍の」夜を頂いた訳ですが、何というかまぁ、家計が苦しくなると真っ先に引き締めるのが食費であるという実態はその逆もまた事実であるという感想を得たものであります。
所得に余裕のある人はその分食費(特に質)に振り分けるのでしょう。食費を削ってでもやりたいことがある人は別ですが。
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