昨夜は中野晃一氏（上智大学教授）の講演会に参加しました。
氏は、市民連合の統一候補樹立を精力的に推進している世話人の代表格です。
氏は、日本の立憲主義は戦後最大の危機に瀕しているとして、市民連合は「憲法を中心に個人の尊厳を擁護するための政治」を「対立争点」として参院選を野党が結束して闘う必要を強調しました。
安倍氏は最大の政治目標は改憲であると最近も述べています。
改憲されたら、国民の生活は今までよりも一層軽視されることは火を見るより明らかです。
中野氏によれば、自民党の戦略は�［�憲野党の分断と��低投票率誘導政策にあるとのことでした。
�，砲弔い討蓮∧�断の一例として、国民新党〜共産までの5野党が提出した麻生財務・金融大臣の問責決議にれいわ新選組の山本太郎議員が先ほど（21日）棄権したことに触れました。
山本議員は20日更新のブログで、「（安倍政権の財務大臣をやってくれと言われたら）引き受けますよ。いいじゃないですか、そんな大きな役職をもらえるなら。」と述べたことが話題になっています。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190620-06200533-nksports-soci
山本議員とは先日の16日、参議院議員会館の院内集会の終了後、以下のやり取りをしました。
私：参院選に向けて17の政策を掲げているが改憲反対を削除した理由について１か月程前にHPの問い合わせ欄から質問したところ、１週間以内に返事をしますという返信が返ってきたが、まだそれが届いていません。
議員：問い合わせは見ていない。事務員が６人しかいない中で全国を飛び回っているので忙しくて誰も見ている暇はない。
私：それではここで伺うが、参院選で改憲反対を政策にしないのか。
議員：今後検討して、必要ならば１８番目以降に追加することもありうる。
なお、議員はその直後の週明けの会見で「立憲主義とか憲法には有権者の関心はない。関心があるのは消費税など生活の問題だ」と述べました。これを見て、改憲反対を追加する意思はないと思いました。
同議員の募った寄付金は予想以上に集まり、（東京選挙区での当選は想定内として）市民連合の候補と闘う候補を擁立できそうだとのこと。
支援者には山本議員だからという理由で応援し政策は読んでいない「おっかけ女子」がかなりの部分を占めるとのことです。女子に限りません。政策で判断しないのは民主主義の危機だと思います。
立憲主義の危機だけでなく民主主義の劣化も世界的な傾向ですが（クラウチ「ポスト・デモクラシー」など参照）、日本は顕著です。
☆れいわ新選組の政策
https://www.reiwa-shinsengumi.com/policy/
☆ご参考
【転んじゃった】れいわ新選組の山本太郎の逆張りに正解が存在する。山本が批判している政党を応援！
https://ameblo.jp/takaomorimoto/entry-12485059633.html
ログインしてコメントを確認・投稿する