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2019年12月09日09:08

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「マンハッタンの狙撃手」ロバート・ポビ著、 山中朝晶訳

大変面白かった、スリリングで緻密で、筋が通っているけどハチャメチャ。

記録的な豪雪で人々の行動に大きな苦労が伴うほどの厳寒のニューヨーク
一発の特殊な銃弾が、車を運転中のFBI 捜査官の頭を吹き飛ばす。
あり得ない狙撃を成し遂げた豪腕狙撃手は、一体何者?
元捜査官今は大学教授の主人公は、犯人特定の為にFBI に招聘される・・

これまで沢山の殺人ものを読んだり見たりしてきたけれど、
一般に銃によるものは、むごたらしさでは、刺殺や撲殺より控えめ
映画ではマシンガン系のぶっぱなすものは、むごたらしくなるが、
一発で決めるスナイパーは、言わばクールで冷静。
よって残酷さからは少し距離をおく、と思ってきた。

それがこの小説では見事に覆され、
一発放たれる度に生々しさに圧倒された。
極限の寒さのNY の、あの厳しさを2回だけだが体験したので、
吹きすさぶ吹雪やなぎ倒されるほどの冷たい風を伴う厳冬が
時たま襲ってくる一方で、猛暑の年には40度近くにもなるから、
ニューヨークの人々はキツい性格になるのでは?
両方経験した身としての意見だけど、と
そんな思い出と共に読み進んでいくと
次々出てくる人物や場所の設定に、すごくリアルな感じを抱く。が、その一方で

この物語は二人の天才の闘いである

とも言い切れる。一人vs一人。孤独な決闘みたいな。

背筋も手足も寒くなるような話だけれど、とにかく
とても面白かった。





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