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2020年01月20日00:34

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仏の心とは何か?黄檗宗萬福寺で考える。

☆・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 ありがとうございます。今日もすべてに感謝します。
 世界中のすべての方が幸せにありますように!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・☆
2020年 令和2年
1・19(日)
 
   仏の心とは何か?
   黄檗宗 萬福寺で考える
     
 姫野です。
 今日京都は久しぶりに
 一日晴れのお天気でした。
 
 ど〜も、いかがお過ごしでしょうか。

 今日は好天に誘われて
 比較的近くの宇治の黄檗(おうばく)山萬福寺に
 自転車で出かけました。

 萬福寺は江戸時代中期(1661)に
 隠元禅師によって建てられた
 黄檗宗の大本山です。

 隠元禅師の生涯(1592-1673)はあまり詳しくは
 伝えられている本はありません。

 中国明末に、福建省の貧しい農家の家に
 産まれました。
  父親は幼いころに、「このままでは食えないので
 出稼ぎに行ってくる」と家を離れます。

 その後父は消息不明となり
 生涯父に逢うことはありませんでした。

  母親は食べていくだけでやっとの暮らし
 隠元さんはわずかな学費も母に申し訳なく、
 小学校も2年で自分の意思でやめて、
 母を手伝うために働き、自分で勉強します。
  近くのお寺で仏法の話を聞き、仏法の
 道に興味を持ちます。

 生来のやさしい性格の方で
 市場で商人が鳥などの生き物を販売しているとき
 しばしば、なけなしのお金で買って、
 野に放してあげました。
 長じて隠元は禅寺に入ります。

 満州族のヌルハチが北を制圧し
 南にもいよいよ迫ってくる混乱の時代に
 隠元は南宋の黄檗宗萬福寺の住職になります。

 そのころ日本の長崎の
 日本に住む中国人から、
 自分たちの中国人の長崎の寺の住職が欲しい。
 という要請で、弟子を送りますが、弟子の船は
 途中で嵐にあい沈没して亡くなります。

 再度の要請に、隠元は「3年で戻る」
 という約束で、弟子20人を連れて
 自ら日本にやってきました。

 日本では中国の最新の文化が入ってくる
 ということで、隠元さんは大変な人気と
 歓迎を受けました。

 3年で戻るという約束でしたので
 帰国を申し出る隠元に、後水尾法王、将軍家綱は、
 新たな寺を建てることを約束し、引き止めます。
  
 中国が明が滅び、清が起こってきた
 という事情もあるのでしょうが、
 隠元さんは留まることにしました。

 そして、宇治の地を与えられ、隠元は
 そこに中国の黄檗山萬福寺と全く同規模、
 同様のお寺を立てました。
  それが、今の萬福寺になるわけです。

 ですから、今の萬福寺は日本の寺と異なり
 明風になっています。

 ちなみに、日本の禅寺は南宋の楊岐派が
 伝わったもので、明時代の隠元の禅とは
 大きく異なります。
  隠元の禅には、念仏や密教の一部も
 取り入れられています。

 ですから、当時尋ねた尼僧菊舎尼の句

  山門を 出れば日本ぞ 茶摘み歌

 (意)
 萬福寺を出ると、宇治の地で茶畑が
 広がります。山内は中国風だった
 ということがよく伝わる句ですね。

 あなたも機会があれば
 一度お参りして隠元さんを偲ぶのも
 お薦めです。

 さて
 僕は隠元さんが伝えたかった仏法の心
 というのを、今日は考えました。

 「仏の心」というのはどんなものでしょう?

 すべての人の幸せを願ってやまない心
 その心が「仏の心」だと思います。

 意思も欲望もなく
 すべての人の幸せを願う心

 それは実は誰の中にもあります。
 それがそのまま仏の心、仏の姿
 僕はそう感じます。
 
 あなたはいかがでしょうか?
 
 ではでは
 愛を込めて!

 姫野 修一郎(Himeno Shuichiro)
 ana38655@nifty.com

 今日も笑顔でニコッとね。

 何であれ、そこに愛が流れてこそ
 はじめてこころから楽しくなります。
 
 幸せはごく自然な
 あなたの命の本来の属性です。
 
 姫野修一郎のブログ「ただあるがままに」
 http://siawase1.at.webry.info/

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 生涯かかっても実現できないような
 大きな夢を持ちなさい

 案ずるな、必ず救うてやる!
 いつも響く仏の声です。
 
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