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2018年11月19日00:07

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NHK音楽祭 NDRエルプフィル

11月8日@NHKホール

ワーグナー:歌劇「ローエングリン」から第1幕への前奏曲
ラヴェル:ピアノ協奏曲 ト長調
 ピアノ:アンナ・ヴィニツカヤ
   *   *   *
ブラームス交響曲第4番 ホ短調 作品98
 指揮:アラン・ギルバート
 管弦楽:NDRエルプフィルハーモニー管弦楽団

先日、聴いたNDRエルプフィルだが、NHK音楽祭でのものも聴きにいった。
これも、どちらかというと、グリモーを聴きたかったのだが、故障での来日中止となってしまった。でも、これは2月に聴いたアンナ・ヴィニツカヤに変更となった。
このヴィニツカヤは、今回弾いたラヴェルの協奏曲がは2011年に初めて聴いたCDだったけれど、この演奏もなかなか良かったこともあり、今回も楽しみだった。
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1652444305&owner_id=792410

まずは、ワーグナーの「ローエングリン」から第1幕への前奏曲。
このNDRエルプフィルは、N響と同様で放送オケということもあり、レパートリーも広く、また、ホールの響かせ方にも柔軟性があるが、NHKホールでローエングリンのこの繊細な音の動きまで届けるのはやはり難しい。
ラヴェルのピアノ協奏曲。
アンナ・ヴィニツカヤはこの色彩感豊かな協奏曲に繊細なアプローチを仕掛け、それをNDRエルプフィルも丁寧にうける。その色彩感はこの広い空間の中で、少しうつろいやすい部分はあるけれど、聴き手の耳を澄まさせながら、この曲の魅力を伝えるもの。
この演奏を聴くと余計にグリモーだったら、どんな仕掛けかたをするのかなあと、グリモーのラヴェルP協を聴きたくなった。
ヴァニツカヤはアンコールを2曲弾いた。ドビュッシー:前奏曲集 第一巻から「亜麻色の髪の乙女」「ミンストレル」を。ドビュッシーは今年2月の演奏会でも聴いたけれど、この人のドビュッシーは本当に心地よい。けれど、NHKホールではあまりにふわっとしすぎてしまう。こういった曲には本当に不似合なホールだ。

メインはブラームスの交響曲第4番。
先日のサントリーで聴いたブルックナーの第7番は予想以上にいい演奏であったけれど、このブラームスは少し平凡だ。このブラームスの交響曲第4番はいつも色々な感銘を受けるものであるけれど、今回の演奏においては、引っかかりというものが薄かった。

アンコールはブラームスのハンガリー舞曲第6番。そして、「浜辺の歌」を。
こういったサービス精神も放送オケらしい配慮だ。
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