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2020年04月02日19:27

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とろとろ日記93「口封じ」

■マスク2枚配布「情けない」 首相の突然の表明に疑問次々
(朝日新聞デジタル - 04月02日 12:12)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=6031837

「コロナ騒動の国民救済策は一世帯につきマスク2枚だけということですか?」
「不満かね?」
「各国の対応に比べるとかなり格差があるような、、、」
「つけあがるんじゃないぞ!マスクが足りないという要望に応えて配布を決定しただけじゃないか、文句をつけられる筋合いはないと思うがね」
「とは仰ってもあの頃とはリスクのステージがかなり違いますからね」
「もし非難が収まらないというのであれば『2枚のマスク』というタイトルで『一杯のかけそば』みたいな美談話しを誰かに書かせろ!でっち上げや嘘の感動話しを書くのが得意な奴は一杯いるだろ?」
「そりゃいつもどおりある程度の金額さえ払ってやれば書いてくれる人はたくさんいますが、はたしてそれだけで不満が終息するかどうか、、、」
「それでも文句がある奴は片っ端から『非国民!』『売国奴!』って口汚く罵ってやれ!!」
「罵ってもらう連中にも機密費から日当を出すんですか?」
「何をバカなことを言ってる!日当を出さなくたってそんな風に他人を罵倒したくてウズウズしてる連中は世の中に一杯いるじゃないか!!」

日本の暗鬱その2

バカでロクデナシの旦那が
「PTAの会長になってみようと思うんだけどどう思う?」
「はあ?」
奥さんはあきれてものが言えない
「お酒を飲むこととパチンコを打つことにしか興味のないあんたが?」
「マズいかなあ?」
「教育とか社会とかを論じる資格があんたにあるわけ?」
「もしそうなったらお前からバカとかロクデナシとか罵られる回数が減るかと思ってさ」
「、、、、?何考えてんのよ!私はいいとしてもさあ、そういうことは世間が許さないから!!」
おとなしく旦那は出馬を取りやめた

長話と自慢話が好きで人の意見は無視するタイプの爺さんが自治会の会長になりたいと言い出した
「俺の言うことならみんな神妙に聞いてくれるから適任だと思うんだよ」
爺さんが近所の人から疎ましがられていることを知っている婆さんはやんわりとたしなめる
「あなたはそう思ってるかもしれないけど、近所の人がおとなしく話をきいてくれるのは、もしそうしないとあなたが機嫌がわるくなることを知ってるからよ。自信過剰や独りよがりっていうのは自分が思ってるほど世間受けがよくないのよ」
「自分の経験や知識は全く役に立たないってお前は言うんだな?」
「経験や知識は大事だわよ、でもねえそれは周りの人に受け入れられてこそ価値が出るのよ、違う意見の人を説得しようともせず自分の主張だけを押し通すような人は組織の代表には一番ふさわしくないわね」
「、、、、じゃあどうしろって言うんだ?」
「そういう話はねえ、ちゃんと私を説得してからにしなさいな」
そう婆さんにダメ出しされた爺さんは仕方なく立候補を断念した

理性も知性も道徳心も持ち合わせてないいいとこの坊ちゃんが自尊心と虚栄心を満足させるためだけに国政選挙に立候補した
「いわゆるですね、美しい日本というものをですね、再び取り戻したいと、、こう思っているわけでございます」
そう男は言った
「それは素晴らしい」
と有権者は思った
「さらにですね、日本経済においてはですね、さらに大きく発展させる、日本経済が活発化することによってですね、トリクルダウンが起きるということはですね、必ず国民生活も豊かになると、、こう私は断言させていただくわけでございます」
そう言って男は何本もの矢を勇ましく放った
「勇ましいのは歓迎だ、自分もおこぼれにあずかりたい」
有権者の多くはその言葉を信用した
やがて男は頂点まで昇りつめた

男には追い風だった
小選挙区制度は議員の金と人事を押さえることになり議員生命の生殺与奪権を手にした
自党の議員は異論を言わなくなりライバルが消滅した
官邸が必要以上に権力を持ち始めやがてその手法は官僚制度や司法制度にも及んだ
首根っことキン○マを握られた人たちはイエスマンとしてこき使われることになった
やがて似たような素性やイエスマンたちがその男のまわりに集まってくる
許認可権などを人質にされメディアのジャーナリズム精神もほぼ形骸化
メディアのトップたちがその男と仲良く寿司を食べる機会が増え、その度ごとに報道の中身が怪しくなってくる
そのうちに男の無知や無能や無自覚や無責任や無節操に拍車がかかり誰もそれを止めることができなくなった

その男の発言や理念の多くは思い付きであてにもならないが、しがない庶民は仕事に忙殺されて文句をいう機会がない
その態度や振る舞いには品性がないがテレビや新聞がそれを厳しくは咎めない
出てくる施策の多くは自己撞着的で我執が強く、取り巻きや仲間内だけで歓迎される偏った性格のものばかり
あったことがなかったことにされ、ないことがあるかのように語られることが常習化した
虚偽や隠ぺいや改ざん、嘘やごまかしや言いかえや詭弁が当たり前のようになった
数字は弄られ文言は黒塗りされて何が本当のことなんか、どこが間違っているのかもわからない
自分の思いこんだことだけに熱心で法さえも無視して憚らない
国民生活などには少しも興味がない
その男にあるのはに薄汚い自尊心と狡猾な保身術だけだ

矢の効き目も空しくいつの間にか経済がズタズタになった
給料は下がり続け中産階級があっさり没落した
貯金のない世帯が3〜4割に達し、あったとしても100万未満という世帯を入れれば国民の半数がすでに貧困で生活苦にあえいでいる
文化が痩せ細り社会は委縮し差別や憎悪が充満し始めた
日本人の品性や知性に余裕がなくなった
明るい未来や夢や希望という言葉もそろそろ死語になりつつある
それでもここまで国民生活が追い詰められたのはすべて自己責任という話になるようだ

国民の生活や命を守り、より良き社会を目指すのが政治の役目
そのために必要なのは公平性や透明性や安定性や先見性だ
過去の歴史や積み上げられたデータをきちんと検証して一番望ましい方向性を見つけ
それにふさわしい施策や予算配分を政府は心掛けなければいけない
国民に向き合い真摯な態度で国民生活を支えるのが政治であり一国の指導者の責任である
ドイツのメルケルやカナダのトルドー、イギリスのジョンソンなどもそれぞれの責任において国民に向き合い最大限の対応をとり真剣で精一杯のメッセージを発しているように見える。指導者は国民の総意を代表する立場であり職責のはず。決して思いあがった独裁者であってはならない。
残念ながら日本ではこのコロナ禍に立ち向かうのが人望と信用のない指導者であり、国民の半数近くがそういう指導者を今もなお支え続けているという悲劇







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