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2020年09月29日09:39

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世界は死亡者数が100万名

福島 淳也
3時間前 ·
おはようございます。九月ももうじき終わりですね。猛暑から一転、一気に気温も下がりましたので、体調を崩しやすい時期でもあります。気をつけて下さいね。
世界は死亡者数が100万名を超えてしまいました。欧州、南北米、アジアも広がっているところが増えています。今後被害が少しでも抑えられますように。国内も冬に向けて、しっかり対策をすすめないといけませんね。その中でも気になっているインフルエンザですが、第3週も定点医療機関で4名という報告が上がっています。3、4、4で、累計11名。今年はインフルエンザキットを実施できるところが限られていますから、推移は慎重にみていかないといけませんが、昨年より1/1000以下の水準は続いていますね。このまま、広がらないのを願いたいですね。厚労省はCOVID19での入院基準の厳格化の指示を出していますが、多くの自治体は既にこれに近い状況になっていますので、大きな変更はないでしょう。
今日は全国医学部長病院長会議、9/10発表からのデータです。治療成績については、統計誤差などありますので、あくまで参考値として読んでください。7月末までに487名の重病者へどのような治療を行なっていたか、という内容です。
一部抜粋
まず、82の大学病院合計で487名の重症症例を受け入れており、1病院当たりの平均は5.94名、最も多い病院では45名の重症症例を受け入れています(受け入れ数ゼロの大学病院はない)。このうち死亡例は98名で、死亡率は20.1%となっています。
こうした重症症例に対して使用した治療法を見ると、多いほうから次のようになっています。新型コロナウイルス感染症では「合併症として血栓が生じやすい」ことが分かってきており、ヘパリンなどの積極的な抗凝固剤投与も多くの症例に行われています。中略
▼ヘパリン(未分画)(抗凝固剤):55.24%
▼ステロイド(吸入薬以外):42.09%
▼オルベスコ(一般名「シクレソニド」、吸入ステロイド喘息治療剤で、現在、新型コロナウイルス感染症への効果を研究中)投与:37.37%
▼フサン(一般名「ナファモスタット」、膵炎の急性症状改善薬で、現在、新型コロナウイルス感染症への効果を研究中):29.16%
以上
ヘパリンは半数以上、またステロイドは吸入あわせると8割程度の方に使われている状況でしょうか。低分子ヘパリンやトロンボモジュリンも使われていますね。今後、こういった成績を集めていく中で治療成績の評価もされていくでしょう。アクテムラが今後使われていく中でどれくらいの成績が出てくるでしょうね。
また、医療機関の赤字状況もあわせてご確認下さい。多くの医療従事者が生命をかけて、働いている実態がこの結果です。現在も多くの医療機関は大変厳しい状況下で経営を続けています。女子医大は入学料の値上げに踏み切るようです。以前にも書きましたが、医療崩壊の前に病院倒産という形で崩壊をしないよう、手当てを考えて頂きたいですね。
全国医学部長病院長会議
https://ajmc.jp/pdf/20200910_02.pdf
https://gemmed.ghc-j.com/?p=36000
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