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2020年06月03日05:56

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まだ警戒必要なのに…国会ではセシウム基準値緩和の議論

‎丸山 智恵‎ ― 原発反対FBグループ2
5時間前 ·
まだ警戒必要なのに…国会ではセシウム基準値緩和の議論
2020年6月1日 東京新聞
東京電力福島第一原発事故から十回目の山菜シーズン。出荷規制がかかっていない場所で採ったとされ、直売所やインターネットで売られていた山菜コシアブラから食品基準(一キロ当たり一〇〇ベクレル)を超える放射性セシウムが検出された。いまだに警戒が必要なのに、国会では与党議員から基準緩和を促すような発言が出ている。 (大野孝志)
「驚いた。しかもネット上で個人売買されている。原発から遠く、規制されていない場所だからと出品者は油断したか、汚染実態を甘く見たか…」。福島市のNPO法人「ふくしま30年プロジェクト」の阿部浩美副理事長(50)は調査結果にこう語る。
プロジェクトでは個人売買サイト「メルカリ」と「ヤフオク!」でコシアブラを買い、セシウムを測定した。すると四件が基準値を超えた。いずれも出荷規制がかかっていない地域で採れたとされていた。
両サイトには飲食物を出品できるが、賞味期限切れや要冷蔵の物など、安全や衛生面で問題がある物は禁止されている。そもそも汚染された山菜を売れば、食品衛生法違反となる。
旧ソ連・チェルノブイリ原発や福島第一原発の周辺で住民の被ばく状況を調査し続けている木村真三・独協医科大准教授の調査でも同様の結果が出た。
木村氏は四月下旬から、食べ物での内部被ばくを調べる手法の「マーケット・バスケット法」で山菜を調査。各県を車で回り、人口十万人以上の都市を中心に直売所や道の駅で山菜を購入。新型コロナウイルス対策で毎朝検温し、マスクや消毒を徹底した。
その山菜を大学の福島分室にあるゲルマニウム半導体検出器で測定。多くは基準値を下回るか不検出だった。しかし、出荷が規制されていない秋田県産と表示されたコシアブラから基準の二倍を超える一キロ当たり二一〇ベクレルを検出した。
こんな状況なのに、国会では基準緩和に進みそうな質疑があった。
福島県飯舘(いいたて)村で土や山菜の汚染状況を調べている伊藤延由(のぶよし)さん(76)は「農作物なら、田畑の土を管理して汚染を防げる。基準を緩和しても良いだろう。しかし、山菜やキノコはするべきではない。汚染は場所により濃淡が激しい。特に山は除染しておらず、汚染が残っている。山菜やキノコを流通させるなら、基準の緩和より全量測定した方がいい」と語った。
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