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2019年03月28日18:08

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『Black Box』の中で、彼女は自身がレイプ被害を受けた後の日本のシステムとの闘いを語っている。

神前内科クリニック
2時間前 ·
「【世界の恥ヤマグチ】世界で広がるme tooの運動に対し、日本ではタクシーから女性をひきずりおろす映像をみた捜査官が、“いいですか、大手テレビ局の支局長(アベ側近ヤマグチ)を告訴するんだ。あなたはもう絶対、日本では記者になれない”と言った。英国BBCより」(慶應義塾大学名誉教授・金子勝先生2018-1-15ツイッター)

2017年5月29日、安倍首相の茶坊主と言われるジャーナリストの山口敬之氏に「レイプされた」と主張するジャーナリストの伊藤詩織さん(28)が、東京・霞が関の司法記者クラブで記者会見し、山口氏を不起訴処分とした東京地検の判断を不服として、検察審査会に審査を申し立てたことを明らかにしました。

2015年4月、山口敬之氏に「レイプされた」とする伊藤さんは、警察に被害届を出し、警察も山口敬之氏の逮捕準備をしていましたが、土壇場になって逮捕が見送られ、山口氏は書類送検されたものの、2016年7月、東京地検は最終的に嫌疑不十分で不起訴としたとのことです。

この経緯について、被疑者の山口敬之氏が安倍首相の茶坊主であったために、警察・検察が安倍首相の気持ちを忖度して動いたことにより、山口敬之氏が逮捕もされず、不起訴処分になったのではないかと取り沙汰されています。

この、山口敬之氏の逮捕にストップをかけた人物として、当時、警視庁刑事部長だった中村格氏の名前が挙がってきました。さらに、元経済産業省官僚・古賀茂明氏が、著書『日本中枢の狂謀』(講談社)で明かすところによれば、中村格氏は、第二次安倍政権発足時の菅義偉官房長官の秘書官であった時にも、『報道ステーション』の「古賀氏降板事件」にも関わっていたようです。

伊藤さんの申し立てを受けた東京第六検察審査会の判断が注目されましたが、同審査会は、2017年9月23日に「不起訴相当」とする議決を公表しました。信じられない話です。

この「不起訴相当」とする腐った議決を受けて、伊藤詩織さんは、山口敬之氏を相手取って、東京地裁に民事訴訟を起こされ、2017年12月5日に同地裁で初公判が行われましたが、山口敬之氏は出廷しなかったようです。往生際の悪いこと、この上もありません。

この「レイプ事件」について、日本の大手メディアは一切報じませんが、ニューヨークタイムスやBBCなどの海外メディアは取り上げています(NHKが一度とりあげましたが、伊藤詩織さんの実名は出たものの、山口敬之氏の名前は伏せられたままでした)。

日本の大手メディアと司法は腐っています。

伊藤詩織さんの著書『Black Box』がフランス語で出版されることになりました。そのことを紹介する記事が「Terrafemina」に掲載されました。その「Terrafemina」の記事を、
Leopoidさんが日本語に翻訳して、「MoiAussiAmnesie」というブログにアップされましたので、転載(コピペ)して御紹介します。

■以下、「MoiAussiAmnesie」の記事の転載です。

「自身のレイプ被害を社会に認めさせるための伊藤詩織さんの闘い」
Par Marguerite Nebelsztein 2019.3.21

4月初めに(フランス語訳の)出版される著書『Black Box』の中で、写真家でジャーナリストの伊藤詩織さんは、性暴力の被害にあった女性たちにとって、ほとんど助けとならない傾向にある日本の司法システムを描写している。本の中で、自身の受けたレイプ被害について語った著者の伊藤詩織さんは、状況を変化させることを望んでいる。

彼女は #MeToo の波が起こる以前に、日本での性暴力についての開かれた議論の発端となった人物である。写真家でドキュメンタリー映画作家の伊藤詩織さんは、イギリスからコロンビアまで、世界中で働いた経験を持つ。4月4日にフランス語訳が出版される自著『Black Box』の中で、彼女は自身がレイプ被害を受けた後の日本のシステムとの闘いを語っている。

ジャーナリストとして働き始めた2015年、22歳(原文ママ)のとき、彼女はTBSのワシントン支局を指揮していた山口敬之支局長(当時)を信頼していた。山口氏は、彼女に働き口を探してみることができると請け合った。

ある夜、二人は就職について話し合うために東京で再開した。山口氏は伊藤さんを連れ歩き、彼女に酒を飲ませた。彼女がホテルの一室で裸の状態で目覚めるまで。そして伊藤さんは、その夜の(会食の)終わりについて一切覚えていなかった。

彼女は山口氏にレイプされたと告発した。彼女は、山口氏が目的を遂げるためにドラッグを使用したと疑っている。

結果、真実が認められることを心から望む彼女の、断固たる闘いが始まった。告発後、彼女は事件に関する書類がまともに取り扱われるよう、警察当局者と闘うことになる。そして彼女は自ら書類を作成し、告訴をしたいと繰り返し頼み、防犯カメラの映像を消さないよう当局者に懇願するために、被害現場のホテルに確かめに行くなどしなければならなくなった。

そしてついに、捜査員も事件が進展するよう彼女を手助けしてくれるようになる。ただし、アメリカから帰国した際に空港で逮捕されるべき彼女の加害者の逮捕が、警察の上部からの指示で、最後の最後で取り止めになるその日までは。

伊藤詩織さんの事件は、政治権力も、影響力をもつ人物たちをも巻き込んだ。

彼女は語る。「「日本で働くことはできなくなるかもしれませんよ?」これが捜査員が当初から私に繰り返し言っていたことです。そして私もそう思い込み始めていました。まるで何も変わっていないかのように振る舞って加害者と同じ業界で働くことは、あまりにも不安極まりないことでした。私が警察に行き、彼は絶えず復讐しようとすることが出来ました。私は、彼が私を監視させ、圧力をかけることを恐れていました。彼に対する逮捕状が無効になるのに、警察の上部からの一言だけで十分だったのです。」

次に彼女はこう付け加える。「私を沈黙させるために、あらゆる手段が存在したに違いありません。私の想像を超えた、あらゆる手段が。私は次第に追い詰められたように感じていました。」

彼女は本の中で、自身に起こった出来事を、ジャーナリスティックで綿密な文体で、細大漏らさず書き記してる。警察で冷たくあしらわれ、誤った助言を受け、彼女は「強姦(viol)」と「準強姦(quasi-viol)」という言葉が口にされる日本で、性暴力の被害にあった人たちを受け入れる場所と手続きとが欠けていることに気づく。

司法と社会とがこの問題を捉えるのに苦労する日本で、彼女は自身が手続きを変える前例となることを望んでいる。

世界経済フォーラムの最新の「グローバル・ジェンダー・ギャップ指数」で、日本は149ヶ国中110位に格付けされている。この非常な家父長制の国において、女性たちは暴力の被害にあった際、沈黙してしまう。

地下鉄の中で若い女性たちは、痴漢に慣れっ子にならなければならない。日常の攻撃者で、少女たちを躊躇なく襲う、ごくありふれた人たちである痴漢に。伊藤詩織さんは、自身も子供時代に電車やプールの中といった公共の場で痴漢にあったと語っている。

民主主義国家として、日本はその司法システムの問題の多さを指摘されている。訴訟手続きには非常に時間がかかり、ときには数十年かかることもある。そしてまた、原告には起こりうる裁判の費用が返ってくるわけではない。こういったことが、多くの人たちが闘いに身を投じることを押し止めている。

彼女の感情は、レイプの被害者が辿る道のりについて説明するためにすり減ってしまった。彼女は二重の苦しみを抱えている。彼女は自身のケースが正義に基づいて扱われるよう、闘わなければならない。またそれだけでなく、仕事を続けながら、PTSDに苦しむ自身の人生を再建するために闘わなければならない。彼女は日本の社会を変えようとして、自らの闘いを公にした。

『Black Box』伊藤詩織著 Picquier社 Jean-Christophe Helary , Aline Koza訳 19,50€ 4月4日発売
https://www.terrafemina.com/article/-la-boite-noire-le-combat-d-ito-shiori-pour-faire-reconnaitre-son-viol_a348710/1?fbclid=IwAR15Ep3TL5b9sWnS0FtJ9uhCARad2W0N5sSrIp25eGmh5JyqwPploZPp_mA

Le combat d'Ito Shiori pour faire reconnaître le viol qu'elle a subi
Dans La boîte noire, livre à paraître début avril, la photographe et journaliste Ito Shiori dépeint un système judiciaire japonais peu
TERRAFEMINA.COM

Mar 25th, 2019

(以上、「MoiAussiAmnesie」の記事の転載おわり)

「明治維新以降、強姦容疑者(山口敬之元TBS記者)に対する逮捕状の執行停止に対し、声を上げた被害者はいなかった。伊藤詩織氏は、声を上げた。日本国を【法の支配の国】にしたい。今の日本は法治国家ではない」(升永英俊弁護士2017-11-18 Facebook )

「お友達は女性をレイプしても逮捕されない。親友には獣医学部をプレゼント。支持者には8億円の土地。奥様は税金でやりたい放題。自衛隊は戦争へ。これってもう北朝鮮を超えている?こんな政府。もう終わらせよう。それができるのは国民だけだ!」(映画監督・太田隆文氏2017-6-14ツイッター)

権力を傘にきて、犯罪までも揉み消す、腐り切った「自公維希望ファッショ政権」を打倒しましょう。

『ストップ・ザ・アベ!』『ストップ・ザ・極右!』です。

(註1)「Terrafemina」の記事を日本語に翻訳したことを告知するLeopoidさんのツイッターの記事(2019-3-24);自身の受けたレイプ被害を認知させるための伊藤詩織さんの闘い」 4月4日の『Black Box』仏語版出版に先駆けてフランスのTerrafeminaに掲載された、3月21日付の記事を翻訳しました。訳文はこちらのブログに→
https://moiaussiamnesiejp.tumblr.com/post/183674098510/%E8%87%AA%E8%BA%AB%E3%81%AE%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%83%97%E8%A2%AB%E5%AE%B3%E3%82%92%E7%A4%BE%E4%BC%9A%E3%81%AB%E8%AA%8D%E3%82%81%E3%81%95%E3%81%9B%E3%82%8B%E3%81%9F%E3%82%81%E3%81%AE%E4%BC%8A%E8%97%A4%E8%A9%A9%E7%B9%94%E3%81%95%E3%82%93%E3%81%AE%E9%97%98%E3%81%84-par-marguerite
(註2)添付写真は「MoiAussiAmnesie」よりの転載です。
(註3)この記事は2018年1月17日の記事に加筆したものです。
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