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2018年04月18日10:11

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タバコと肺癌

内海 聡
2時間前 ·
タバコと肺癌
  
タバコと肺癌の関係はほぼすべての人がご存知だと思われますが、この謎はそう簡単にとけるものではありません。単にタバコと肺癌が関係あるというのも間違いであり、最近の愛煙家は肺癌が減っているのでタバコと関係ないといいますが、これも初歩的な噓です。とりあえず私に言わせればヘビースモーカーの呼吸器病など、健康保険から切り離して自費診療にでもして頂きたいものです。まあ、こう書くだけでどれだけ世の中から批判を浴びるのか想像に難くないですが。
  
まず、医学界とたばこ産業は昔から仲など悪くなかったということを知らねばなりません。癌予防の権威サミュエル・エプスタイン博士は著書「ガンの利権」の中で次のように述べています。「米国がん協会の幹部役員達は、一定のたばこの害から癌を予防することに無関心だったわけではない。ところがそれを防ぐために必要な規制の制定に、協会は敵意むき出しとまでは言わないが、少なくとも無関心だった。」当たり前です。タバコが規制されたらガンビジネスはそもそも衰退してしまいますから。
  
喫煙は多くの肺ガン死を引き起こし、また喉頭、口腔と咽頭、食道、膀胱などのガンの原因となることは、すでに多くの論文で明らかにされてきました。また受動喫煙も多くの肺ガン死の原因となっているとする論文があります。日本では日本禁煙学会などのHPが参考になるでしょう。たばこの煙には、ガンを引き起こすことで知られている60種以上の物質を含む、何百の有害物質が含まれています。 
  
アメリカ環境保護局(EPA)、国立環境・健康科学研究所の国立有害物質研究所、世界保健機構の世界ガン研究機構(IARC)は、間接煙の成分を分析し、ガンを発現するという科学的根拠のある既知の発ガン物質を分類。アメリカ環境保護局は、二次喫煙により非喫煙者の間に毎年3,000人に及ぶ肺ガン死と、18ヶ月までの乳児の最高で300,000症例の気道感染症を引き起こしていると推定しました。では、なぜ最近肺癌が減っているのでしょう。
  
実はタバコについては多くの人が誤解している。まず、昔のタバコ、いわゆるインディアンたちが吸っていたようなたばこは、今ほどの大きな健康被害はなかったという話です。この話にはユースタス・マリンズの「医療殺戮」より以下の文章を引用しましょう。「ロンドンのチェスター・ビーティ研究所の研究員であるリチャード・パーシー博士は、タバコの害を20年研究したが、博士の研究では伝統的な空気乾燥したタバコと肺がんの間には優位な関連線が見つからなかった。博士が調査したところ、ソヴィエト連邦(現ロシア)、中国、台湾では、タバコが原因の肺がん患者が見つからなったという。」
  
この研究は個人の研究でありこれのみで因果関係をつかんでいないので、完全に正しいわけではありません。しかし現代のタバコと古代のタバコに重大な差があるのは事実でしょう。はっきりいえば現代のタバコは病気と依存を形成するように作られています。タバコ産業ではタバコの口当たりを良くするためにタバコに砂糖を混入しています。ユースタス・マリンズによると英国のタバコには17%、アメリカでは10%の砂糖が含まれているといいます。もちろん最近のは添加物も放射性物質も含まれています。
  
さらにもう一つは安直なデータの読み違えです。昨今肺癌が減っているとか増えていると、即時的な禁煙率を混ぜてはいけないのです。さまざまな社会毒は慢性毒性を示しますが、それはタバコの粉じんおよび中にある社会毒も近い関係を示します。だから相関関係は20年スパンくらいで比べてみないといけません。以下がそれの典型的な図ですが、比例し近似しているのが分かります。つまり、タバコを古い自然なものに変え、受動喫煙をしっかり管理すれば、やはり肺癌は先の方で減っていくということなのです。 
  
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