mixiユーザー(id:7886422)

2020年01月25日22:33

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CDジャケを自分流にリメークした話

最近、クラシック音楽が好きのマイミクさんたちとの話題に、「ジャケ買い」があがっています。昔のLPレコード時代に比べて、CDのジャケットは規格が小さくなったため見栄えが貧相のなってしまった感があります。

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これは5年前の話です。この年、フェレンツ・フリッチャイ指揮したベートーヴェンの交響曲と序曲を集めた再発売ボックスセットを買いました。オケはベルリン・フィルやバイエルン国立管。交響曲第1、3、5、7、8、9番、レオノーレ#3,フィデリオ、エグモントの各序曲がはいっています。演奏内容は満足していますが、ジャケットデザインは文字だけの無味乾燥したもので、たいへん不満でした。なんとか自分が気に入っているCDは、自分の好みに化粧させたいと思いました。

私が持っている「LPジャケット美術館」という本に、このCDと全く同じ音源で、フリッチャイの第九のLPレコードのオリジナル・デザインが掲載されていました。私はそれを使って、ジャケットをリメークしようと思い立ちました。画像をスキャンして、photoshopで画質や大きさを調整し、上質の紙に印刷したものと差し替えただけですが、やっと自分好みのジャケットにできたと自画自賛しました。これで世界で唯一無二の私だけのCDジャケの出来上がり。GJ

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このジャケットに描かれているベートーヴェンの肖像は、20世紀アメリカの反骨の社会派の画家ベン・シャーンが描いたもの。ベン・シャーンのベートーヴェン像は、気難しく孤高な感じと、芸術家としての意思の強さがよく出ています。

私は2012年、福島県立美術館で「ベン・シャーン展」をみたことがあります。シャーンは、フランスのドレフュス事件(ユダヤ人排斥運動を背景にした冤罪事件)を題材にしたシリーズや1954年の核実験で被爆した第五福竜丸を題材にした「ラッキードラゴン」シリーズなど描いています。実作を見てとても感銘を受けました。311大震災後、原発事故が起きた福島県で「ラッキードラゴン」が展示されることに非常に意義を感じました。

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