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2018年04月21日09:41

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映画「レディプレイヤーワン」

スピルバーグ節炸裂の、つまり、生ぬるい超大作。

ストーリーは、あ、やっぱりそうなるよね、っていう展開で、ノーサプライズ。
3D映画って、映像の迫力が強すぎて、ストーリーがその勢いに負けてしまって、残念な作品になっていることが多いが、これもそう。

バラックに住むニート主人公。ずっとゲームをしている。彼だけがそうなのか、それとも、全員そうなのか、は、判然としない。とにかく多くの人が、ゲーム世界に没入していて、その中で金を稼いで、あるいは、金をつぎ込んでいる。
ゲーム世界オアシスの創業者がそのゲームに隠しアイテムを残して死んだことがわかり、全世界のプレイヤーがそれを探し回っているのだった。業界No.2の企業も社員を大量動員して探し回る。
なぜなら、隠しアイテムを見つけた人が、オアシスを受け継ぐことができるからだ。
創業者の言葉などからヒントを得て、ひとつひとつ鍵を手に入れて行く主人公くん。オアシス中のみならず現実世界でも命を狙われる主人公だが、No.2企業には渡してはならないという信念(謎の信念)に従い、ネット世界の住民に参戦を呼びかけラストバトル。

企業戦士の戦列をデロリアンや金田のバイクが走り回り、アイアンジャイアントが多脚戦車をなぎ払い、メカゴジラとガンダムが正面からぶつかり合う。
ワーワー言うとりますけども。

いい感じに現実世界とバーチャル世界を描き分けて、話が展開していく。
2時間超を全く長く感じない。逆にもっともっと、例えば、テレビシリーズとかにした方が、カタルシスが生まれるんじゃないかな?と思ったりした。

ポップカルチャーのいろんなキャラクターや場面や音楽を見せるのに一生懸命になっていて、物語的な驚きは皆無。
だから、感動もない。ラスト付近で創業者の言葉を聞いて主人公達は涙を浮かべるんだけど、私は理由がわからなくて、頭にハテナ?を浮かべた。

なんとなく、ジュラシックパークを見たときを思い出した。すごいな〜とは思うけど、心には残らない。
3D映画にはビジュアル以外を求めてはいけないのだ!
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