mixiユーザー(id:787023)

2020年04月11日20:23

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「10倍」という数値自体に意味はありません

通常時の安定した社会環境でカウントされるインフルエンザの致死率と比較して「10倍」という、その数値自体にウイルスの性質を定義する意味はほとんどありません。
「侮るな!」というメッセージのほうに注目すべきで、これは既に大混乱になっている諸外国よりも、むしろこれから後を追う日本等々に向けてのメッセージでありアドバンスだと思いますよ。

記事を読めばわかるように最新の死者数を集計した結果、全世界で10万人を超えたわけです。
ここから致死率を割り出すと「インフルエンザの10倍」と推定されたということ。
これは当初のWHOの発表より大きく高くなっています。
何故か?と言うと、全世界で医療崩壊が相次いで救える患者が救えなくなっているからですよね。

つまり当初とは状況が変わっているから致死率が変わったわけです。
これは、新型コロナウイルス感染症には、
 無症状感染者によって感染すること、
 重篤化の場合に症状の進行がとても速いこと
という特徴があるためです。
これらの理由によって、ある社会における感染者数が一定の閾値を超えてくると、医療体制の限界を超えて死者数が跳ね上がっていくわけです。

だから、いまとなっては以前の認識は通用しなくなった。
認識を改める必要がある。
ということで「致死率はインフルエンザの10倍と推定される」と言及し「侮ってはいけない」という警告を発しているわけです。

私たちは未知のウイルスによる未知の経験をしているわけで、状況は刻々と変化していています。
一方でWHOは世界的な影響力を持つ機関ですから、未検証の情報には慎重にならざるを得ない。
というところで、その態度に不満を持たれるのは仕方ないのかも?とは思います。
ですがそこはリテラシーで。




■世界の死者、10万人超す 「致死率インフルの10倍」
(朝日新聞デジタル - 04月11日 07:08)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=6042961
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