朝、本棚を眺めていたとき、ふと目があって『内田樹の生存戦略』を手にとる。
ぱらりらとめくって、
「自伝が書けるような人生を心がけるべきでしょうか」
という相談のページにとまる。
「お書きになったらいいんじゃないですか。」
という投げやりな答えから始まり、おだやかな励ましがつづく。
そして最後に、
「あと、自慢話だけをつづった自伝だけは書かない方がいいですよ。バカだと思われますから。」
と結ばれていて、アハハと笑ってしまう。
けっこうバカバカしい、ひょっとしたら質問者の方が著者をバカにしてるんじゃないか?という質問すらあるんだけど、内田氏の答えもそれに合わせたものか、なかなか芸を感じさせて楽しい。
最初に読んだのはいつだっけ。
なんかの表紙にふと手に取りたくなるから、本ってなかなか手放せないし、図書館で借りるばかりでもないんだよね。
日記とか文章を書くことは好きなんだけど、俺もバカだと思われないように気をつけよう。できたら芸のある文章をかけるくらいになりたいものだけどね。
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