毎朝のように、妻は家を出るとき、
「さぁ、今日もそれぞれがんばりましょお」
とゆう。
人に言って「意外」と笑われることもあるけれど、俺は「がんばる」「努力」「根性」「責任」みたいな言葉がきらいだ。
好きな言葉は「たなぼた」である。
というのは、半分ウソだけど。
イメージ的には俺は努力家の方かもしれない(苦笑)。自分でいうな、というところはあるけれど。コツコツ同じことを積み重ねるというのは、性にはあっているのだと思う。
ただ、だからこそ人に言われるのはイヤでさ(苦笑)。
がんばらない。
ただ、たんたんと積み重ねる。
それでいいのだと俺は思っているくらいな話だ。
妻が「がんばりましょう」というのも、別に否定しようとは思わない。違う方向を向いているからこそ、支えられるものもあると思っている。
それにたぶん、やっていることは俺も妻もあまり変わらないんじゃないか、という気もしている。
だから「がんばりましょう」という妻に、特に文句を言うこともない。
このところ、息子たちが体調を崩したり、妻自身も体調を崩していたり、妻の仕事であれこれ忙しかったりが重なった。昨日は息子たちと帰宅したあと、妻は疲れ切ってぐっすり寝込んでいたのだそうな。
そうしたら、二子shu-3が、
「ママはがんばってる。お仕事がんばってる。がんばって、プリウスも買った。がんばってるよ」
と、励ましてくれたのだという。
この11月に14年だか15年乗ったカローラ ランクスからプリウスに妻の車がかわったけれど、shu-3にとってそれがママががんばっている印象に残るエピソードだったのだろう。
「私がよっぽど疲れてるようにみえたんだろうね」
という妻に、一子shu-2が、
「おせじじゃない?」
「あはは。おせじも言えるんやなぁ。ママにおせじ言って、晩ごはんつくってや、って」
がんばっても、がんばらなくても、日常の一コマ一コマを大切に過ごしていきたいね。
ログインしてコメントを確認・投稿する