秋の足音か

　朝起きると、なんとなく涼しかった。

　昨日は0時まわってから寝た。早寝早起きの俺には珍しいけど、独りだとあれこれ遊んでしまって、どうしても夜遅くなってしまう。
　
　それほど暑さも感じなかったので、窓を開けて寝たのだ。

　0時過ぎに寝ておいて、いつものように4時半起きとはいかず、目が覚めると7時過ぎ。ここしばらくないくらいの寝坊だ。

　昨夜は実家に行き、秘密基地から名古屋に戻っていた両親と久しぶりに夕食。だから浴びるほど呑むことはなく(苦笑)、二日酔いのないすっきりした朝だ。

　リビングのカーテンを開けると風が涼しく、ここ数日のサウナ状態がウソのようだった。

　ここしばらくはエアコン入れて寝てたし、窓を開けたらムワっとした熱気がまとわりついたものだけどね。

　毎年、実家の新庄まつりのために帰省する妻が言っていた。

「お祭り終わると、その日から風が変わるのよね。もう秋だな、って」
　
　こちらもそんな時期なんだろうな。

　まぁ朝晩のことで、日中はまだまだ残暑きつそうだけど(苦笑)。

　朝ごはんを食べ、洗濯機を回しながら家の掃除。

　昨日は床のワックスがけをしたので汗だくになったけど、本日はそのぶん、ほっとしてゆっくりすごせる。

　珈琲を淹れて、吉野朔美の『吉野朔美は本が大好き』をぱらぱらと読む。

　マンガエッセイ。何度も読んでいるけど、適当に開いたところを読んでは、あれこれ楽しく考えてしまう。この人の本読むと、なんか本とか日常生活とか模型とか、身の回りのことを文章にしたくなってくるんだよなぁ。俺、マンガ描けないから(笑)。

　さて、そろそろ本屋さんも開く頃だ。

　独り生活の最終日。

　本屋さんと模型屋さんを回って、のんびり過ごそう。