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2019年11月18日23:58

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ヤフーとLINEはなぜ提携したのか?・・孫氏の意向、とみる

SB維持対策として、規模拡大が必要だから。

ヤフーとLINEはなぜ提携したのか? 2トップの川邊氏と出澤氏が語る
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ヤフーとLINEはなぜ提携したのか? 2トップの川邊氏と出澤氏が語る 1
2019年11月18日 23:02 ITmedia Mobile

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写真ZHDの川邊健太郎社長とLINEの出澤剛社長
ZHDの川邊健太郎社長とLINEの出澤剛社長
 既報の通り、11月18日に、ヤフーを子会社に持つZホールディングス(ZHD)とLINEが経営統合の基本合意を発表した。同日17時に緊急記者会見を開き、ZHDの川邊健太郎社長と、LINEの出澤剛社長が経営統合の狙いを説明した。



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 経営統合の立て付けは、ZHDとLINEが統合会社(ZHD)を設立し、その下にヤフーとLINEを100%子会社の兄弟会社として傘下に収める。両社は「対等の経営統合」であることを強調し、川邊氏は2020年10月を目標とする統合完了に向けて「対等の精神に基づいて相談をしながら進めていきたい」と話す。新たなZHDでは川邊氏が社長、Co-CEOを務め、Co-CEOの出澤氏と共同体制で運営する。



●GAFAや中国企業に対する危機感があった



 なぜ2社はタッグを組むことになったのか。そのきっかけとなったのが、ヤフーとLINEは年に1回ほど設けていたという、経営陣による情報交換の会合だった。出澤氏は「川邊さんから毎年、大きいことを一緒にしようとおっしゃっていただいたが、具体化には至らなかった。しかし“思うところ”があり、一緒に進めましょうとなった」と経緯を説明する。川邊氏によると、2018年までは「一緒にやろうというオファーを出しても(出澤氏に)笑って済まされていた」が、2019年からLINE側の反応が変わり、6月ごろから「広い範囲で検討しよう」(出澤氏)と話が進んだという。



 では、なぜ2019年に風向きが変わったのか。先述した出澤氏の“思うところ”とは、GAFA(Google、Amazon、Facebook、Apple)や中国企業をはじめとする海外勢力に対する危機感があったという。「ネット産業は国をまたいで働けるので、優秀な人材やお金、データ、全てが強いところに集約してしまう。強いところはもっと強くなり、差がどんどん膨らんでいく。現状、残念ながら、ZHDとLINEが一緒になっても、時価総額、営業利益、研究開発、従業員数で桁違いの差がついている」と出澤氏は危機感を抱く。



●お互いが弱い分野を補完し合う



 両社とも、まずは日本で最高のユーザー体験を提供して社会問題の解決につなげ、その後、日本を起点にしてアジアにも進出。最終的には世界をリードする“AIテックカンパニー”を目指すとしている。



 川邊氏は日本の特性に着目。「日本は、テクノロジーで解決できる課題がたくさんある、課題先進国。日本は人口減の時代を迎えるが、最初に訪れるのが労働人口問題。日本の生産性が落ち、社会の効率性が落ちる。自然災害は、今年(2019年)もいろいろなことがあった。ITは防災に役立てる。例えばヤフー防災アプリと、LINEアカウントの地方自治体を連携させれば、もっと多くの人を救えるようになる」(同氏)



 統合によるシナジーとして大きいのがユーザー基盤だ。月間利用者数はヤフーが6743万人、LINEが8200万人で、ビジネスクライアント数はヤフーが300万社超、LINEが約350万社を数える。



 2社のサービスを両方使っているユーザーもいるため、単純にユーザーが足し合わせた分だけ増えるわけではないが、それぞれが攻め切れていない分野を補完できるのがメリットとなる。「ヤフーではメッセンジャーのサービスを提供できていないが、LINEはECにそれほど力は入れていない。それぞれの弱いところを補い合える」と川邊氏は期待を寄せる。



 ただし「今あるものの単純な組み合わせでは道半ば」と出澤氏は話し、「真に重要なのは、一緒に作り上げていく、これから始まる新しいサービスが爆発的な大きさで広まっていくかが重要」とした。



 両社サービス群の中核に位置付けるのが「AI」だ。「インターネットからAIの時代に移行しつつある時代。全てのデバイスがネットにつながるIoTの時代になる。この領域に、積極的かつ中長期的に投資をしていき、ユーザーに喜んでいただける新しい価値を創出する」と出澤氏は意気込む。



 「サービスを新たに作ることはワクワクすることだけど、それと同じくらい気を付けるのがプライバシー保護やサイバーセキュリティの強化だ」と川邊氏。全てのデータは日本の法令に基づいて運用すること、サイバーセキュリティを高めてデータを守ることを強調した。



●オールジャパンと日本向けサービスを強みに



 GAFAの脅威については問われると、川邊氏は「最大の脅威は、ユーザーから支持されていること」と答える。「日本からGAFAに出ていってほしいとは全く思っていない。私もYouTubeをよく見ているし、Kindleを読んでいる。われわれは国産プラットフォームとして、もう1つの選択肢を提供したい。GAFAが日本の課題にフォーカスしたサービスはあまり提供しないと思うが、われわれはそこに思い切ってフォーカスする」と、日本企業ならではのサービスで差別化を図ることを強調した。



 海外勢に対する強みは「全てのサービスで共通したユーザー体験、(アプリ1つで生活の全てをサポートするという)スーパーアプリ化すること」だと川邊氏は話す。同氏は「ユーザーファースト」も強調し、「統合したのに、サービスが手前勝手な理由で使い勝手が悪くなってはならない。(ヤフーとLINEで)シームレスなユーザー体験につなげる」と話す。



 今後はヤフーとLINEの2社にとどまらず、出澤氏は「オールジャパンでさまざまな協業を呼び掛けていきたい。非ITの会社ともお付き合いをしている」と、さらに勢力を拡大する意向も話した。



●ソフトバンクとのシナジー効果にも期待



 親会社に通信キャリアの「ソフトバンク」を持つことも強みになりそうだ。例えばPayPayで行っているような、ソフトバンクとY!mobileのユーザーにポイント還元率を上げるなどの施策が、LINE関連のサービスでも行いやすくなる。



 ソフトバンク自体も、通信以外の領域を拡充させる「Beyond Carrier戦略」を掲げており、ヤフーとLINEを掛け合わせた相乗効果が期待できる。中でも川邊氏が注目しているのが、ソフトバンクグループが力を入れているMaaS(移動系サービス)だ。「移動の部分でMONET(モネ)、DiDiなどで戦略的な取り組みをしている」と評価する。



 なお、ソフトバンクグループの孫正義代表は、今回の経営統合にはほとんど関与していないことも明かされた。「事前の報道で孫さん主導という話が出ていたが、両当事者で話をして、その後ソフトバンクの宮内さん(宮内謙社長)とNAVER幹部に話をして、4社で進めてきた。孫さんはあまり関与していない。9月に、統合の検討をしたいと、私から(孫氏に)プレゼンしたところ、100%賛成であると。スピーディーにやれというお言葉をいただいた」と川邊氏は振り返る。その際、孫氏から「2つのサービスが連携することで、前よりも使いやすくなったとならないと、誰からも支持されない」との助言があったことも明かした。



●2社のサービスの整理、すみ分けは「統合後に検討」



 ニュースや決済などで両社が競合するサービスは多いが、統合後に個別のサービスがどうなるのかについては「統合が果たせた後に考える」(両氏)と述べるにとどめた。



 ニュースについては「現時点でこうしてくという方針はない。(ニュースのサービスは)多くのユーザーに愛されているので、切磋琢磨指定やっていけばいいのではと思っている。日本のジャーナリズムが健全で発展的になっていく場として、2つのニュースサイトが貢献してくれれば」と川邊氏は述べた。



 決済については、2社も含めてキャンペーン消耗戦が続いており、PayPayとLINE Payが統合するのが現実的な路線だが、これも未定。川邊氏は「政府がキャッシュレスの後押しをしているが、まだキャッシュ7割、レス3割という状況。その中でも圧倒的にクレジットカードが多く、続いてSuicaやWAONなど(の非接触決済)が続く。コード決済はまだ3〜5%くらいなので、切磋琢磨して伸びていかないといけない」と課題を語った。



 なお、2社の足並みがそろわず意見が対立するようなことが起きた場合、「プロダクト委員会で徹底的に議論する。そこで合意がない場合は、CPO(Cheif Product Officer)が決定する」と出澤氏。「両社の事業に関するすみ分けは、徹底的に議論をして決めていく」とした。


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