電車の中のモニターに映るCMで、プログラミング学習がどうのというCMがある。内容は大体こうだ。
・男の子がタッチパネルのパソコンを操作している
・画面の色んなアイコンをドラッグしている
・結果的にロボット達が楽器を演奏する
という流れなのだが、これはプログラミングといっていいのか? ただの「動作順序の選定」じゃないのか?
いや、まぁロボットに特定の楽曲を演奏する手順を入力する作業量を考えたらそれはそれはエグイものではあるが、実際にそこまでの事をしているかはCMからはうかがい知れない。三角形が右向いてる「再生」みたいなアイコンがあったので、ただ単純に音楽を再生するっていう指示しただけなのかもしれない。
プログラミングってのは、最低でもif文の条件分岐があるとか、簡単な関数使う、作るとか、変数を定義するとか、変数に代入、計算する、ループ処理するとか、そういうことじゃないのかね。
「プログラムのことなんてさっぱりわかんねーけど、学校でプログラムが必修科目になるっていうし、我が子にここいかせたろ!」
みたいな馬鹿な親なら騙せるのだろうか。
話ちょっと変わるけど、その昔、中学校にパソコン室ってのがあって、技術科の授業で一度だけパソコンを操作したことがあるが、その内容が今思い返してもひどい。
・先生が言った通りに入力する
・エンターを押す
・結果を見る
以上だ。
何をどのようにしたのかさっぱりわからないが、真っ黒な画面だったからDosなのかな。亀がグルっと円の軌道で動いたように記憶している。この経験が今の私のプログラミング知識に多大な影響を及ぼした……わけはない。今思い返しても「アレは何だったんだろう……」としか思えない。
果たして今プログラミングを必修科目にしたとして、何をどう教えるつもりなんだろう。C言語でもやるの? やるとしたらコンパイラのインストールとかから教えないと家で予習復習とか出来ないよねぇ? 教科書の代わりにコンパイラを買ったりするの?
……正直言って私も個人的にC言語でWindows用ソフトをサクっと作る方法があるなら知りたいくらいなんだが。VisualStudioとかちょっと触った事あるけど、あれを学校で教えるのは……そもそもプログラムをやるとか以前にWindowsの基本的な操作がわかってないと作れないやつだし。
といわけで、私はプログラミング教えるなら、PCさえあれば手軽に記述して動くJavaScriptをおすすめしたいよね。C言語でWindowsソフト作ってた頃はほんとよくハングアップしたり突然再起動したり困ったもんだけど、JavaScriptならそんなことはまずないからな。テキストエディタにブラウザならPCに標準装備だし。
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