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2022年01月20日19:30

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【教養】夫婦別姓は日本文化

夫婦同姓は日本の伝統という電波がネットを流れているようだ。
明治以前、姓は出自をあらわすものだから、結婚しても変わらなかった。
結婚して変わるのは屋号であって、姓ではない。
江戸時代、庶民は姓を持てなかったが、屋号は許されていた。

才谷屋の龍馬が、千葉屋のさな子を嫁に迎えたなら、才谷屋の女将さな子となる。
逆に、水戸屋の良子が渥美屋の格之進を婿に迎えたなら、水戸屋の主人 格之進となる。
明治後、才谷屋夫婦が姓を才谷にしたならば、夫婦は才谷龍馬と才谷さな子になる。これが夫婦同姓の始まりだ。
屋号は商家だけでなく、農家や漁師でも使っていたので、あたかも庶民も江戸時代から夫婦同姓だったという誤解が広まったようだ。

貴族や武士の姓も紹介しておこう。
明治以前は、氏(うじ)と苗字を持っていた。
主な氏は、源氏、平氏、藤原氏、橘氏。
苗字は無数にある。有名なのは足利、島津、伊勢、北条、三条、鷹司、近衛などなど。
地名や役職名が多いようだ。

結婚しても変わらないから、源頼朝の妻は平政子であって、源政子ではない。
足利義政の妻は藤原富子であって、足利富子ではない。
後世の学者は、平政子を北条政子と呼び、藤原富子を日野富子と呼ぶ。
今のところ、「北条政子は源政子」と呼ぶべきと主張する学者はいない。

細川忠興の妻ガラシャは、明智ガラシャと細川ガラシャで論争があるようだが、これは本人が「細川ガラシャ」と自称した記録かあるからだ。

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