【時評】アフガン崩壊：軍の腐敗が原因

アフガン崩壊の原因は、米国がアフガン国軍の育成に失敗したことだ。
民主主義が機能していない途上国では、公金の着服やワイロが横行している。
米軍が国防費を支援しても、武器を売って私腹を肥やす官僚や兵士の給料を着服する将校がいたのでは、国軍の育成はできない。
タリバンと戦う覚悟もない兵士ばかりでは、米軍の撤退と同時に崩壊して当然。

米国は州兵の育成をすべきだった。
軍閥化するだろうが、自分の土地を自分で守るという、基本的な愛国心が育っただろう。
反タリバンで、世俗イスラムの地域集団を育成しておけば、これほどあっけない崩壊はなかったと思う。
米国史にたとえるなら、今のアフガンは南北戦争以前、開拓者がアウトローや先住民と戦っていた時代と同じだ。
地域ごとに市長や保安官を選挙で選び、地方に民主主義と秩序を定着させるべきだった。

米国人は歴史から学ぶという習慣がない。
有権者が知識と教養を持たねば、民主主義は成立しない。
インフラと教育が充実するまでは、独裁を容認すべきだった。
今のアフガンに、先進国並みの民主主義国家を期待してはいけない。

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■バイデン氏、米軍撤退の延長を示唆　「全員退避が目的」
(朝日新聞デジタル - 08月19日 16:38)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=6635087