【時評】我が国には建国の伝説はあれども、建国の記録はない

2月11日は建国記念の日であって、建国記念日ではない。
我が国の建国は伝説として伝わっている。
建国の日の、日付や行事を記録した文章が残っているわけではない。
口伝として伝わってきた伝説を、古事記や日本書紀に編纂したのだ。
口承文学を文字で記録し、内容の変更、修正を防いだのだ。

伝説時代の旧歴1月1日を太陽暦に換算すると、BC660年2月11日になるそうな。
だから2月11日は伝説の建国日であって、歴史としての建国日ではない。
そもそもBC660年ですら伝説。
だから正確な建国記念日は不明。
だから「建国記念の日」
建国について考える日。

もしも記紀に記載されている古代の天皇が、すべて人間として実在したのならば、神武天皇は3世紀後半の人物。
天照大神は邪馬台国女王卑弥呼と推測されている。
詳しくは、安本美典著「卑弥呼の謎」で。
【追記】2023.02.11 書籍の画像を追加しました。

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■「コロナ乗り越え、新しい社会を」＝菅首相、建国記念日でメッセージ
(時事通信社 - 02月10日 18:01)
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