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2019年12月10日23:06

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【路面電車】 とさでん交通(前編)

先月の話ですが、高知の路面電車「とさでん交通」に乗ってきました。
私、高知県に足を踏み入れること自体が初めてだったんですよー。高知県って、位置的に他の都道府県とは違って、高知県自体を目的にしない限り、行くことないですからねー。

羽田からANAで「高知龍馬空港」に着いたのが13時過ぎで、そこからバスで高知市の中心部へと向かいます。「とさでん交通」の路線は東西20km以上・南北5km未満、という、物凄く極端な十字を描いていまして、その交わるところのすぐそばに、有名な「はりまや橋」があります。という訳で、そこまでバスで行こう、と思っていたのですが……途中で高速道路を下りたバスが、路面電車と並行して走り始め、窓外にチンチン電車の愛おしい車体が見えるようになると、もう辛抱たまりません。結局、「はりまや橋」より電停二つ分手前の「菜園場町(さいえんばまち)」で、バスから乗り換えました。
やって来た電車は「鏡川橋」行きで、はりまや橋電停を越えて更に西の方向に向かいます。そこで、まずは西側を制覇することとしましょう。車両は製造60年余を経た年配(失礼!)で、乗降口なんか狭い上に段差が急で、「バリアフリー? 何それ」と言った風情。
市の中心街を行く為に道幅が広く、そのド真ん中を電車は併用軌道で真っ直ぐ進んで行きます。進行方向右側(軌道の南側)に高知城を瞥見したり、高知市の街並みを楽しんでいるうちに、あっさり、この電車の終点・「鏡川橋」電停に到着。乗って来た車両は、少し進んで引き込み線でUターン、反対側の「はりまや橋」・「後免町」方面行きホーム(路面電車ですから「安全地帯」と呼ぶべきか)に入っていく訳ですが……一本前の電車も停車中だった為、一見すると色違いの二両編成みたい(写真一枚目。後ろ側から撮影したので、私の乗って来た車両が手前側にあります)。

そうこうしているうちに、後続の「伊野」行きがやって来たので、再び乗車。「鏡川橋」以西は単線・専用軌道区間が多くを占めるようになってきます。軌道も、広い道に出ると端っこの方を、申し訳なさそうに(?)走り、遮断機も警報機も有るべくもないミニマムな踏切(??)が、そんな軌道を細切れにしております。更に、「閉塞区間」が二区間連続して設定されており、昔懐かしい「タブレット交換」まで見られるんですな、これが。路面電車で現存しているのは、全国でもここだけなんだとか。
写真二枚目は、運転台脇に置かれたタブレット(通票)です。輪っかが付いている奴ね。この写真は、復路で撮影しました。

《後編に続く。》

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