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2020年04月08日23:55

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【本】姥ざかり花の旅笠 小田宅子の「東路日記」

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不要不急の外出がままならないこんな時期は、せめてバーチャルトリップでも・・・・と、面白いそうな旅行記を探していたところ、こんな本に目が留まった。

「姥ざかり花の旅笠」(田辺聖子著)

江戸末期に筑前の豪商のお内儀だった小田宅子という女性が、当時ブームだったお伊勢参りの道中を記した「東路日記」という本を、田辺聖子さんが面白おかしく解説してくれている一冊だ。

一緒に旅をするのは、小田宅子同様、裕福な商家のお内儀達。
皆、宅子同様、家業を子に譲り、悠々自適に暮らす五十代の女性達3人で、ボディーガード兼荷物持ちとして、下男を3人連れて総勢7人の旅である。

小田宅子は、地元の学者伊藤常足に古典や和歌を学ぶ才女なので、道中の様子を書き記す他、たくさんの和歌を詠んでいる。
その和歌も、古典教養に溢れた、見事なものばかり。
しかし、悲しいかな、私にはその妙味を味わうだけの教養が無い。
けれど、心配はご無用だ。
お聖さんが持ち前の好奇心と探求心と知識と想像力を総動員して、当時の文化や風俗、和歌の背景に至るまで懇切丁寧に解説してくれる。

お聖さんの解説も面白いのだが、何よりも小田宅子達がエネルギッシュで魅力的だ。
筑前から回路陸路を利用して、お伊勢参りを済ませたと思ったら、「せっかくここまで来たのだから」と、信濃の善光寺、さらに日光東照宮まで突き進み、江戸見物の後は、京都と大阪へ立ち寄るというパワフルさ。
その道中には、土地土地の名産品を買い求めることも忘れない。

五か月八百里に及ぶ知的冒険お買い物紀行は、不安や憂鬱を吹き飛ばす一冊だった。
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コメント

  • mixiユーザー

    mixiユーザー2020年04月10日 21:18
    Google Maps で旅してる人が増えてるかも?
    というか、散歩する人が急増しましたよ
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2020年04月10日 21:50
    > mixiユーザー 

    閉鎖空間じゃないところで出来る気軽な運動って、やっぱり散歩かジョギングですもんね。

mixiユーザー

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