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2020年07月25日16:43

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つれづれ

自分の感じ方に基づく考え方を兄によって全否定されて全面撤回させられながら育って、兄という他者を内面化して形成した、肥大した超自我によって、抑圧されて押し潰されて、感じる心が萎縮してしまっている、僕は、内心が恐縮して外に出て行けなくなってしまっているために外界の他者の心を感じる心が欠如している。

恐縮し過ぎると他者の心の中に存在する悪意への恐怖を喪失した気違いになる、という意味で、対人恐怖症の重症化したものを統合失調症と呼ぶのだ。

極度の怖がりが怖いもの知らずという反対者に転化してしまう、という逆説的な事態を指し示して、陰極まれば陽に転ず、と古代中国の陰陽思想は、言っている。

僕は、怖いもの知らずだからこそ、嫌われるのが怖くなくて、嫌悪という否定的感情を誰かしらから向けられたときに、否定された自分が恥ずかしいという感情を感じこそすれ、自分を否定している自分以外の者の心の中に存在する悪感情を感じて感情的反応を返すことはあまりない。

だから、人の悪意の存在を想定し得ないお人好しなのだけど、ドストエフスキーの『白痴』も、肥大した超自我が他者を善意に解釈しないのは罪悪だと厳しく自戒しているお人好しで、敵意を向けられたときに敵意を敵意と感じることがあまりない、僕にも、白痴と同じ要素はある。

すなわち、思考の領域に発達し過ぎた良心を持ち込んで、思考の領域における完璧主義のゆえに、あれも完璧じゃないから駄目だ、これも完璧じゃないから駄目だ、と、念頭に浮かび上がって来ようとする考えをことごとく厳しく却下して、思考不能に陥っている、僕は、白痴でもある。

僕は、失われた過去を求めて、もはや感じていない感情を感じようとして、頭で考えるレベルが心で感じるレベルを振り返っていて、感じていないことについて考えている、というふうに、思考が直感を根拠とすることができないために妄想になる、という意味で、統合失調症なのだけど、根拠を欠く思考を空回りさせている状態が常態になってしまっている、僕は、空中楼閣のように土台から浮き上がったところに上部構造が築き上げられていて、土台と上部構造の間に隙間がある。

土台である本能と、それを否定する、上部構造である理性の、葛藤として、存在するはずである、感情が、不在なのだ。

統合失調症患者が感情を喪失してしまっている所を指し示して、チェスタトンは「狂人とは理性を失った者のことではない。理性以外のすべてを失った者のことだ。」と言ったのだけど、理性によって感情を抑圧している癖に理性を否定して理性とは反対の価値である感情を肯定していて、空気読めない癖に空気読もうとしている、というふうに、矛盾している、僕は、単純に、感じていることについて考えられないために直感を根拠とすることができないことによって思考が妄想になる、統合失調症患者の要素だけを、備えているのではなく、感じていることについて考えてしまうために鬱になって、その反動が来て躁になる、躁鬱病患者の要素も、兼ね備えていて、感じと考えという二つがつながっていないようで一つにつながっていて、精神構造が複雑である。

本能と感情と理性という三層構造を、深層心理学者フロイトは、無意識と前意識と意識という三層構造として、捉え直したのだけど、統合失調症患者の心が無意識と意識という二つしかないのに対して、健常者の心は前意識という一つしかないとすれば、統合失調症と躁鬱病を併発している、僕の心は、二つと一つで合計三つあるのだ。

だから、否定の刃を振り回さずにいられないメンヘラの気持ちも、自他を肯定のオーラで包もうと努力している健常者の気持ちも、分かってあげられて、人の心と人の心を橋渡しできる、希少価値の高い存在として、引っ張り凧になって、「君と一緒に仕事がしたい」と言われるような、存在意義のある存在になれる、というふうに、自分を肯定して、初めて、僕は精神面でのスタートラインに立って「位置について用意ドン!」と人生がスタートすることになるのだ、と前向きに考えようと思う。

その意味では、僕の人生は、まだ始まってすらいない。

自覚上の自分を否定して、自覚できない無意識レベルの自分を肯定する、ということを、突き詰めてやっていって、気付きというものが生まれて、それなりの深みに達する、と僕は信じている。

メンヘラにはメンヘラの考え方に応じた話し方を、健常者には健常者の考え方に応じた話し方を、できるように、まだ腑分けされてない考えの使い分け方を心得て、含みを持たせた言い方を可能にすることこそ、コミュ障を治してコミュニケーションの突破口を開いて、認識によって社会化される逸材が自己実現するために、必要なことだ。

今はまだ、そのための下準備の段階だと思っている。

今からこそ僕の出番だ。
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