mixiユーザー(id:7656020)

2019年10月22日16:05

117 view

母の遺したTVとスピーカーで聴くNML

 我が家は阪神大震災のあった1995年の暮れに2世帯住宅として建てたものだったので築後そろそろ四半世紀がたとうとしているわけですが、母が観ていた32型液晶テレビはスピーカーに余裕がない薄型テレビの常で音声が聞き取りづらいといっていた対策として、テレビの裏側に余りものの安物スピーカーを置いて音声を補強していたのでした。母が亡くなったので母の耳に聞き取りやすいよう組み合わせていたスピーカーを組み替え、ノートPCを介してナクソス・ミュージック・ライブラリーを楽しめるようチューニングし直してみました。

フォト


 液晶テレビはブラウン管テレビより小さなスピーカーしか組み込めないので、どうしてもハイ上がりの音になりがちです。そのため本体のスピーカーに欠けている部分を補うためテレビの裏に大き目のスピーカーを置いてやるのが最もお手軽な手段となるのですが、今回のような部屋のコーナーにテレビがある場合だと、サブウーファーでも使ったかと思うほど厚みのあるどっしりした響きが付与されますし、しかも音量をテレビ本体のスピーカーと別に増減できるので、トーンコントロールとは異なり中域周辺の高音や低音を調整できます。

フォト


 ナレーション中心のテレビ番組などはテレビ側のスピーカーの中高音に背後のスピーカーの中低音を加減する鳴らし方になり、音楽を聴く場合は背後のスピーカーの中低音にテレビ側のスピーカーの中高音を加減する感じで調整すると、中域周辺の周波数特性に問題があるような古い録音やライブ音源などにも柔軟に対応できるようになりますし、響きが壁に沿って巡るのでコンサートホールにいるような響きがモノラル音源であっても楽しめます。千近いレーベルを擁するナクソス・ミュージック・ライブラリーには優秀録音もヒストリカル音源もあるわけで、装置側で柔軟に対応できるのは実に快適です。

フォト


 なおDVDプレーヤーのようにHDMI端子とRCA端子が両方ついている場合、テレビを点ければ同様にテレビ側と裏側両方のスピーカーが使えるので音に癖のある古いソフト等にも同様に対処できる他、テレビを消した状態でもプレーヤーとアンプだけでCDや音楽ファイルなどの音声だけを鳴らすことができます。この場合はもちろん背後のスピーカーしか鳴りませんが、高域に強調感のある音源だと普通のステレオよりずっと聴きやすくなるので、そういう音源を聴く機会も増えてきそうです♪

フォト


8 4

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2019年10月>
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031