クルマのオートライト。

自動で点いたり消えたりは、もう数十年前からある機能。
それでもまだ、高架下をくぐるだけの「今いらんわ」ってタイミングで点いてしまうぐらいの性能。
害はないけどね。無駄だしスマートじゃない。
だからイマイチ好きになれない機能。
マシになったのは、「AUTO」にしててもバッテリーが上がらなくなったことぐらいか。
今じゃありえないけど、当初はいちいちOFFにしないと、エンジン切ってもライト消えなかったからな。
そんなオートライトも、高架下で点いてしまう機能はそのままに、なんとハイローの切替えをやってくれるようになった。
対向車はクルマだけじゃなく自転車、果ては歩行者まで認識。
もっとすごいのは、左右でハイローを使い分けることすらやってのける。
対向車が来たら、そっち側はロービームにして左側はハイビームのまま。
すっげ。
て、思うよね。
でーも。
コイツもなかなかの曲者で。
完全に手遅れ状態になることしばしば。
とりあえずこんな機能ありますって程度の客寄せパンダ。
少なくとも高コスト叩いてまでつけるようなもんじゃない。
「素晴らしい！」って褒め称える記事がないはずだわ。
ビミョーだもん。ネタとしては触れないようにしといた方が無難。
とりあえずクルマの価値を左右するようなものではないのだし。
ただし、コイツはまだトラブルのタネであることは確かで。
注意喚起は必要だと思うけど、ホントに知らないといけない人はそういう情報にも無頓着で。アクセスすらしないという。
今後、オートライトの点いたり消えたりの機能だけは義務化されるようだ。
しかもOFFにできないとか。
傾斜のある交差点で対向車に配慮してスモールにするなんて文化は、いよいよなくなるな。
「新しいクルマはOFFにできないってことを知らない御仁が腹立ててトラブル」
あるだろうなぁ。
タクシー運転手が舌打ちして「これだからシロートは」って吐き捨ててたのを思い出した。
ライトの問題は、地味だけどとても重要。
世の中、もっと議論なりなんなりあっていいと思うのだが。